胸だしパフォーマンスで話題をさらったエマリー BKFCで初のタイトルマッチに挑戦も判定負け

超RIZIN.3に参戦し相手の鼻を骨折させるほどのパワーを発揮したエマリー (写真:本人インスタグラムより)

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顔面ボコボコの殴り合い

日本時間5日、素手ボクシング大会「BKFC DUBAI」にて女子ストロー級タイトルマッチが行われ、RIZIN参戦経験のあるタイ・エマリーが王者ブリテイン・ハートに挑戦した。

エマリーは元々アマチュアでサッカーやアメフト選手として活動していた異色の格闘家。格闘技と出会ったきっかけは、コロナ禍で滞在先のタイから出国できずにいたことだった。現地で8カ月間、ムエタイを学び、元来から備わっていた強靭な肉体から繰り出すパンチを武器に頭角を現した。2022年9月にタイで開催されたプロデビュー戦『BKFC THAILAND:3』では、見事にKO勝利を収めると、喜びのあまり胸を自らはだけさせて大きな話題となった。

一方、エマリーの挑戦を受ける王者ハートは、BKFCストロー級では無類の強さを誇るファイター。2022年9月に王座に就くと3度防衛に成功。打ち合いを好むファイトスタイルで、いずれの試合も素晴らしいボクシング技術で相手との打ち合いを制してきた。
その交戦的な2人の試合は、戦前の予想通り1Rから激しい殴り合いとなった。互いにクリーンヒットさせ、一歩も引かなず殴り合い。試合が進むとエマリーの両目はほぼふさがった状態にまで腫れ上がり、一方の王者ハートも相当なダメージを受けた。

そして死闘を演じた両者は5Rを戦い抜いた末に、判定決着へ。ジャッジは全員がハートを支持し3-0(50-45、48-47×2)。エマリーは王座奪取とはならなかった。

この激しい戦いを見て、BKFCの共同オーナーであるコナー・マクレガーが絶賛。自身のインスタグラムのストーリーでは「二人の戦いに、感服し敬意を表する」とメッセージを綴って称えた。

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