KROSS×OVERこの春JKからJDファイターとなった辻井和花 初防衛戦に臨むも、判定負けで王座陥落

SNSの動画が話題となった辻井 (写真:本人インスタグラムより)

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人気ファイターの辻井

この春に高校を卒業し大学生になったKROSS×OVER女子キックアトム級王者・辻井和花が、6日に行われた「KROSS×OVER30」にて、菊地美乃里との初防衛戦に臨んだ。

辻井は空手をバックボーンに持つ女子大生ファイター。2022年にプロデビューし、デビュー戦には敗れたものの、その後は4連勝。2023年10月には、KROSS×OVER 女子アトム級王者にまでのぼり詰めた。当時はまだ高校生で、可憐な制服姿でシャドーボクシングやハイキックなどを行う動画をSNSに投稿し話題となった。前戦はノンタイトルで斎藤千種に判定負けを喫しており、連敗は避けたいところ。

対する菊地美乃里は「RISE」や「KNOCK OUT」でも試合経験があり、バックボーンは極真空手。小柄ながらパワーと手数で相手を上回る戦い方から、小型肉弾戦車との異名も持つ。
試合は1R、サウスポーの辻井がステップワークで左右に動きながらパンチや前蹴りでリズムを掴もうとする。一方、菊地は前へ出て距離を詰め、辻井から前蹴りやミドルをもらっても、物ともせず左右フックの連打で襲い掛かっていく。

2Rと3Rも愚直に圧力をかける菊池に対し、辻井はパンチの技術やステップで交わしてパンチを当てていく展開が続く。辻井はステップを使ってジャブで牽制し、蹴りやパンチを当てていくが、菊池の突進力と連打でヒット数を上回られてしまう。結局、両者は3Rを戦い抜き、勝負の行方は判定に。結果は2-0で菊地に軍配。辻井は王座陥落となった。

新王者の菊地はリング上で試合を振り返り「初めてのタイトルマッチで緊張することもあったが、勝ててとても嬉しい。でも課題も多いので、もっと練習してもっと強くなりたい」と今後の意気込みを語った。

ベルトを失った辻井は、これで2連敗。次戦の勝利に期待したい。


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