「マテウス・ヌネスは優れた右SBになれる」 中盤で出番なかった男がカイル・ウォーカーの後釜に?

今季は右SBでの起用が多いマテウス・ヌネス photo/Getty Images

マンU戦では印象的な活躍を見せる

マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラはマンチェスター・ユナイテッド戦の後、マテウス・ヌネスを称賛した。クラブの公式サイトが伝えている。

2023年夏にウルブズからシティにやってきたヌネスだったが、加入1年目となる昨シーズンはベンチを温めることも多く、リーグ戦でのプレイ時間は834分に留まった。わずか1年での退団もシーズン終了後には噂されたが、今シーズンは新たな役割で指揮官の信頼を得つつある。

本職は中盤のポジションだが、今季は左右のウイング、さらには右SBでの出場も多い。これはカイル・ウォーカーが冬にACミランへレンタル移籍したことやディフェンスラインに怪我人が続出したことも影響しているが、不慣れなポジションながら奮闘している。

守備面ではまだ改善も必要だが、豊富な運動量やスピードは今のシティの武器になっており、飛び出しからのクロスも悪くない。新境地を開きつつあるヌネスだが、ペップは同選手を中盤の選手ではなく、今後も右SBとして起用していくことを示唆した。

「彼はフィジカルの強さを活かして、優れた右サイドバックになれるだろう。彼は中央でプレイすべきではない。なぜなら、彼は落ち着きがなく、賢くないからだ。彼は多くのことを学んでいる。サイドバックはファーポストにクロスを上げられる時に油断してミスを犯す。でも、彼はブルーノ・フェルナンデスがファーポストに送ったドルグへのクロスを2、3回防いだ。彼はそれをこなすだけの身体能力がある。彼はそこでプレイでき、私たちに大いに貢献してくれた」

今シーズンはここまで公式戦33試合に出場し、3ゴール8アシストを記録するヌネス。長年ペップ・シティの右SBに君臨してきたカイル・ウォーカーが今季衰えを見せたことから、クラブは後釜を探すことになるが、ヌネスを育てるという手もあるだろう。

度々失点に絡むミスをして批判の的になることもあるヌネスだが、このまま右SBとして新たな才能を開花させるのか。


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