バイエルン退団が決まったトーマス・ミュラー 現役続行ならMLS行きが有力

バイエルンのトーマス・ミュラー photo/Getty Images

25年間バイエルン一筋のレジェンド

5日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンは元ドイツ代表MFトーマス・ミュラーが今シーズン限りで退団すると発表した。6月末で契約満了となるミュラーに対して、クラブ首脳陣は契約を延長しないという結論に達した。

ミュラーの今後については一切発表されていないが、仮に現役を続行する場合はドイツ国外のクラブを選ぶ可能性が高く、特にアメリカが新天地の有力候補と見られている。

ドイツ紙『Bild』によれば、バイエルンはミュラーと3日に今後についての話し合いを行った際、同選手がアメリカ行きを決断した場合にはそれをクラブとして支援すると伝えたという。バイエルンはロサンゼルスFCとパートナー協定を結んでいることから、ミュラーの入団についての交渉をロサンゼルスと行う用意があるということのようだ。

しかし、ミュラーのもとにはFCカンザスシティ、サンディエゴFCからも既にオファーが届いていて、さらにFCダラスもミュラーをめぐる獲得レースに参加する意向であるとも『Bild』は伝えている。バイエルンとドイツ代表で一時代を築いたレジェンドの獲得を複数のクラブが狙っているというのが現状のようだ。

アメリカのプロサッカーリーグであるMLS(メジャーリーグサッカー)ではリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)、マルコ・ロイス(ロサンゼルス・ギャラクシー)などかつてヨーロッパの一線級の舞台で活躍した選手達が数多く在籍し、近年活況を呈している。

こうした中でミュラーもアメリカでプレイすることになれば、ワールドカップ本大会を来年に控えるアメリカのサッカーへの関心の更なる高まりに一役買うことは間違いない。果たしてミュラーはどのような決断を下すのだろうか。

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