京都に逆転負けの鹿島が首位陥落 1位から9位まで勝ち点差3と大混戦 J1第9節まとめ

第9節が行われたJリーグ Photo/Getty Images

町田と川崎Fの上位対決はドローに終わる

2025明治安田J1リーグ第9節が5日と6日に各地で行われた。

前節サンフレッチェ広島に敗れた首位鹿島アントラーズはホームで京都サンガF.C.と対戦。前半18分と30分にレオ・セアラが決めて鹿島が2点リードするも、61分に奥川雅也が1点を返し京都が反撃に出る。35分、37分にラファエル・エリアスがゴールを決めて京都が逆転に成功すると、92分に師岡柊生のゴールで鹿島が追いつく。このまま試合終了かと思われたその3分後に、ラファエル・エリアスが土壇場で勝ち越しゴール。ハットトリックを記録し京都が逆転勝利。鹿島は連敗となり首位の座から陥落した。

かわって首位に浮上したのがFC町田ゼルビア。ホームで行われた3位川崎フロンターレとの上位対決は、16分に三浦颯太の折り返しをエリソンが決めて川崎Fが先制。川崎Fペースで進む中、34分に得意のロングスローから岡村大八が決めて町田が追いつく。後半に入り53分、相馬勇紀のクロスから西村拓真が勝ち越しのヘディング弾を決めて町田が逆転。しかし73分に河原創のゴールで川崎Fが2−2と追いつき試合をイーブンに戻す。その後は両チーム譲らず2−2のドローで終え、勝ち点17の町田が総得点の差でサンフレッチェ広島を上回り首位に浮上。川崎Fはなんとか引き分けに持ち込むも、この試合で橘田健人とジェジエウが負傷交代を余儀なくされ、今後に不安が残る結果となった。

そのほか、現在2連勝の名古屋グランパスはアウェイで湘南ベルマーレと対戦し、2−1で敗れて連勝ならず。湘南は連敗を3で止め、6試合ぶり白星を挙げた。ホームで無敗のファジアーノ岡山はFC東京と対戦し1−0で勝利。昨季から続くホーム無敗記録を11に伸ばした。浦和レッズはアビスパ福岡に0−1で敗戦し、5試合ぶりの黒星となった。

この結果、首位の町田から9位の湘南ベルマーレまで勝ち点差が3ポイントと大混戦となっている。

【第9節試合結果】

4月5日(土)
横浜F・マリノス 0-0 東京ヴェルディ

4月6日(日)
鹿島アントラーズ 3-4 京都サンガF.C.
FC町田ゼルビア 2-2 川崎フロンターレ
湘南ベルマーレ 2-1 名古屋グランパス
ファジアーノ岡山 1-0 FC東京
アビスパ福岡 1-0 浦和レッズ
横浜FC 2-0 清水エスパルス
ヴィッセル神戸 0-1 アルビレックス新潟
柏レイソル 1-0 ガンバ大阪
サンフレッチェ広島 2-1 セレッソ大阪

【順位】

1位 町田(17/+4)
2位 広島(17/+4)※1試合未消化
3位 鹿島(16/+7)
4位 柏(16/+3)
5位 福岡(16/+2)
6位 川崎F(15/+9)※1試合未消化
7位 京都(15/+1)
8位 岡山(14/+3)
9位 湘南(14/-2)
10位 清水(11/+1)
11位 横浜FC(10/-1)
12位 浦和(10/-2)
13位 東京V(10/-4)
14位 G大阪(10/-6)
15位 C大阪(9/-1)
16位 神戸(9/-1)※1試合未消化
17位 FC東京(8/-5)
18位 名古屋(8/-6)
19位 横浜FM(7/-2)※1試合未消化
20位 新潟(7/-4)

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