ドルトムントFWギッテンスがクラブ首脳陣に移籍志願 3バックシステム採用の現チームで居場所なし

ドルトムントのギッテンス photo/Getty Images

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イングランド出身のサイドアタッカー

ボルシア・ドルトムントのジェイミー・バイノー・ギッテンスが今年夏に他のクラブへの移籍を希望しているようだ。

2004年8月生まれで現在20歳のギッテンスは、2020年にマンチェスター・シティの下部組織からドルトムントのユースチームに移籍。トップチームで3季目にあたる今シーズンは一気に才能が開花し、ここまで公式戦42試合出場で12ゴール4アシストを記録するなどドルトムントの攻撃を牽引している。

しかし、ギッテンスの好調ぶりとは対照的に今シーズンのドルトムントは不振に陥っている。ブンデスリーガで直近2試合で連勝したものの、現在の順位は8位で来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)や同ヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得は微妙な状況となっている。
これに加えて、2月にヌリ・シャヒン前監督の解任後に新指揮官として招聘されたニコ・コバチ監督が3月になってから3バックシステムを採用するようになり、左ウイングが本職のギッテンスは適正なポジションがなく、最近のリーグ戦では3試合連続で先発を外れている。

ドイツ紙『Bild』によれば、ギッテンスはこうしたチーム状況や自身の起用法に不満を募らせ、クラブ首脳陣に今年夏に移籍させてほしいと志願したという。

15歳の頃からイングランドの世代別代表に名を連ねてきたギッテンスは以前から次世代スター候補の一人と目されていて、その評価は今シーズンの活躍でさらに上昇し、今やチェルシーなど複数のプレミアリーグのクラブやバイエルン・ミュンヘンが獲得候補としてリストアップしているとされる。

一方、ドルトムントはギッテンスが移籍する場合には1億ユーロ(約161億6000万円)を交渉開始の最低ラインとして設定している。しかし、ドルトムントが来シーズンのヨーロッパの大会への出場権を逃した場合、それによって失われる大会参加の賞金分の収入を選手の売却で補填する必要が出てくるため、6000万ユーロ(約97億円)程度のオファーでもドルトムントが交渉に応じる可能性はあると『Bild』は分析している。

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