メッツ千賀滉大が255日ぶりの白星で今季初勝利 5回5安打も要所で見事な制球力を発揮し無失点と好投

集中力を保ち崩れることなく粘り勝ちした千賀 photo/Getty Images

ストレートのキレが抜群だった

ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が日本時間8日、マイアミ・マーリンズ戦に先発登板。5回を投げ5安打を許しつつも要所を締めて、今季初勝利を手にした。

千賀に勝利がつくのは、昨年7月26日のアトランタ・ブレーブス戦以来255日ぶり。昨季のレギュラーシーズンで同投手が登板したのは、ケガの影響もあってその1試合のみだった。

この日は、気温が10度以下に落ち込み、思うように体が動かなかったためか、初回に制球を乱しピンチを背負ってしまう。安打と四球で無死一・二塁とすると、3人目の打者には変化球でショートゴロ、二塁封殺で1死一・三塁。その後、一塁走者を二盗を刺殺し2死とすると、再び四球を与えるも、最後は5番打者を一ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。

2回はキレの良いストレートで攻め立て2者連続三振。3人目はスプリットでセカンドゴロと三者凡退。3回には安打と盗塁で2死二塁と得点圏にランナーを背負うが、ここもスプリットで後続を右飛に抑え、無失点のまま味方の攻撃につなげる。

するとその裏の攻撃で新加入のファン・ソトが適時二塁打を放ち、千賀を援護。1-0とリードした状況で4回のマウンドに上がると、この回も甘く入ったボールを痛打され2本の安打を許してしまうが、最後はスプリットで二ゴロ併殺に打ち取り得点を許さなかった。



5回も先頭打者に甘い変化球を捉えられ安打を許したが、続く打者を力のこもったストレートで遊ゴロ併殺打。最後はスイーパーで空振り三振に仕留め、マウンドを降りた。

千賀は77球で投げて勝利投手の権利を手に入れると、投手3人で完封リレー。最終的には2−0でメッツが勝利した。

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