MLBコミッショナーのマンフレッド氏が魚雷バットによる活発な議論を歓迎 「大した問題ではない」と使用に影響がないことも示唆

かつて弁護士としてMLBストライキを主導したマンフレッド氏 photo/Getty Images

続きを見る

既に様々な球団の選手たちが注文

MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが魚雷バットについて言及した。『The New York Times』が報じている。

マンフレッド氏は、同紙のインタビューで魚雷バットの議論が活発になっていることについて「野球が我々の文化の中で重要な位置を占めていることを示していると思う」と歓迎。その中で「魚雷バットはルールに準拠している」と明言し、「実は選手たちは長年、スイートスポットの位置をいろいろと工夫してきた。結局のところこれは大した問題ではないが、人々はそれに熱狂する」と打撃への影響が大きいものではないと否定した。

その上でマンフレッド氏は、「その些細な問題が話題になること自体が、テレビ視聴率や収益といった数値では測れない、野球という競技の本質的な価値が示されているのではないか」と見解を示した。
彼がそう語るのも、実この魚雷バットは数年前から使用されている。2024年にはヤンキースの主砲ジャンカルロ・スタントンが使用していた。今季はヤンキース内で使う選手が増加し、時を同じくして打線が猛打を振るったため大きく注目された。

この魚雷バットの影響がどれくらいのものかは定かではないが、この数日で他のMLB球団の選手たちがこのバットを注文。ロサンゼルス・ドジャースではマックス・マンシーが使用したが、「自分には合わない」として従来バットに戻したことが話題となった。ただ今後も練習では試すとも語っており、その動向も注目される。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.304 Jリーグ新時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:ALL SPORTS

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ