インテルに敗れたバイエルン 現地メディアはミュラーを先発起用しなかったコンパニ監督の采配を酷評

バイエルンのコンパニ監督 photo/Getty Images

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終盤追いつくも直後に痛恨の2失点目

8日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでインテル・ミラノと対戦し、1-2で敗れた。

38分にインテルのラウタロ・マルティネスにゴールを決められ先制されたバイエルンは、終盤85分にこの日途中出場のトーマス・ミュラーが左サイドからの浮き球のクロスボールを右足で押し込んで同点に追いついた。しかし、その直後の88分にインテルのダビド・フラッテージに痛恨の決勝ゴールを許してしまい、ホームでの1stレグを1-2で落とした。

試合後、ドイツメディアは先週末のブンデスリーガ第28節アウクスブルク戦で負傷したジャマル・ムシアラの代役としてミュラーではなくラファエル・ゲレイロを起用したヴァンサン・コンパニ監督の采配を一斉に批判している。
例えばドイツ紙『Bild』は、インテル戦でのバイエルンの選手達とコンパニ監督を6段階評価(1が最高、6が最低)で採点した記事の中でコンパニ監督の采配に不合格点と言える評価点5を下し、さらに以下のような寸評を加えている。

「ムシアラの負傷欠場にも関わらず、ミュラーをこの大事な試合でトップ下として起用しなかったのは大きな驚きだでありレジェンドに対する相当ひどい仕打ちだ。『ミュラーなら精彩を欠くゲレイロよりもインテルの鉄壁の守備により多くの穴を開けられるはずなのに』と試合の早い段階で多くの人々が感じたはずだ」

コンパニ監督自身はゲレイロ先発の理由について、「ラファ(ゲレイロの愛称)は以前にもこのポジションでプレイして2点取ったことがある。彼は守備の面でチームに付加価値を与えてくれる。ハカン・チャルハノールやニコロ・バレッラがボールを持つのは我々にとって危険な状況だ」と説明したが、これに多くの現地メディアは納得していないようだ。

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