やはりトニ・クロースの存在は大きすぎた? レアル崩壊でスペイン紙が懐かしむ中盤の“CMKユニット”「CMKの代わりだけはいない」

クロースは昨季限りで引退 photo/Getty Images

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中盤を上手くコントロールできず

8日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでアーセナルに0-3の完敗を喫したレアル・マドリードは、中盤でゲームをコントロールすることができなかった。

スペイン『as』が嘆くのは、『CMK』だ。CMKユニットとは、レアルの中盤を支えたカゼミロ、ルカ・モドリッチ、トニ・クロースのことだ。このうち残っているのはモドリッチだけで、そのモドリッチも39歳と大ベテランだ。シーズンのフル稼働を望むのは厳しくなっている。

何よりも昨季限りで引退したクロースの衝撃が大きく、今のレアルにクロースほどゲームを落ち着かせられる選手はいない。今の中盤にもオーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデリコ・バルベルデ、ダニ・セバージョスらタレントはいるが、同メディアも「CMKの代わりだけはいない」と黄金ユニットのことを懐かしんでいる。
主力組ではチュアメニが頼れる存在だが、今回のアーセナル戦は出場停止だった。セバージョスは今季再びのブレイクを見せていたが、現在は負傷離脱中。

さらに今季は右サイドバックのダニエル・カルバハルが長期離脱していることもあり、バルベルデを右サイドバックに回すゲームが増えている。バルベルデを本職の中盤で起用できないのも痛い。

カマヴィンガは成長著しいが、今回のアーセナル戦ではフラストレーションを我慢できずに2枚目のイエローカードをもらって退場処分となっている。終盤にボールを蹴り飛ばしての退場処分はあまりに余計であり、まだメンタル面には課題もあるか。

モドリッチも稼働できるシーズンは少なくなってきており、レアルはCMKに代わる中盤の構成を見つけていかなければならない。特にクロースの穴は大きく、ゲームコントロールの部分には課題を残している。

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