PSGが誇る両翼が揃ってゴール! アストン・ヴィラに先制許すも、ドゥエ&クワラツヘリアらのゴラッソで見事逆転勝利、CL準決勝進出近づく

決勝点を決めたクワラツヘリア photo/Getty Images

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パリが終始ボールを握る形に

日本時間10日、CL準々決勝1stレグでパリ・サンジェルマンとアストン・ヴィラが激突した。

この試合をホームで迎えたパリはラウンド16で優勝候補であったリヴァプールをPK戦の末に撃破。早々にリーグ・アンでも王者に輝き、いい状態で準々決勝に臨む。一方のヴィラは今季42年ぶりにCLに帰ってきたが、ベスト8まで駒を進めており、現在公式戦7連勝中と勢いを持ってこの大一番を迎えた。指揮官のウナイ・エメリにとっては古巣対戦となる。

試合開始からパリがボールを握る展開になると、7分ショートコーナーの流れからデンベレが左足一閃。強烈なシュートが飛ぶも、ヴィラの守護神エミリアーノ・マルティネスが早速ビッグセーブを見せる。
ボールを保持し、攻め立てるパリに対し、アウェイのヴィラはブロックを敷き、耐える時間が続く。

22分パリにチャンス。デンベレとハキミがコンビネーションから抜け出すと、最後はマイナスのクロスに反応したヴィティーニャがシュートを放つが、惜しくも枠を捉えることができず。

そんななか、34分試合が動く。マッギンが左サイドのラッシュフォードへ展開すると、上がってきたティーレマンスへ。そのティーレマンスが中へ絶妙なクロスを上げると、ロジャーズが最後は合わせる。劣勢だったヴィラがカウンターからワンチャンスをものにし、先制に成功する。

しかし38分パリが追いつく。左サイドに流れていたドゥエがカットインからファーサイドへのゴラッソを叩き込む。さすがのマルティネスもこれには反応できず、パリが早い時間に試合を振り出しに戻す。

守備に回る時間が多かったヴィラがカウンターから先制に成功したこの試合だったが、欧州屈指の完成度を誇るパリも即座に反撃し、前半は1-1のドローで折り返す展開に。

ヴィラは後半からキャッシュに代えてディサシを投入。一方のパリはメンバー交代なしで後半を迎える。

後半いきなり試合が動く。49分、左サイドのクワラツヘリアが圧巻の個人技から左足でニア上をぶち抜くスーパーゴール。パリが誇るもう1人のウインガーのゴラッソでパリが逆転に成功する。

後半もボールを握られ、守備に回る時間が増えるヴィラは58分に選手交代。ラムジーに代わって、今冬パリからヴィラへレンタル移籍中のアセンシオがピッチに入る。しかし後半はなかなかシュートまでの形を作らせてもらえない。

70分、クワラツヘリアのアウトサイドのスルーパスに抜け出したハキミがゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイド。攻撃の手を緩めないパリ。そんななか、71分にパリが2枚替え。バルコラとザイール・エメリを投入する。

流れを変えたいヴィラは79分に3枚替え。オナナ、ワトキンス、マートセンを投入する。すると、80分ヴィラにチャンス。オナナがドリブルで突破すると、最後はアセンシオが狙い済ましたシュートを放つが、これはディフェンスに当たり惜しくもゴールならず。

3点目を目指すパリは後半ATに大きな追加点。デンベレのスルーパスに抜け出したヌーノ・メンデスが華麗な切り返しからゴール。2ndレグへの望みを繋げたいヴィラにとっては痛い追加点となった。試合はこのまま終了。1stレグはホームのパリが逆転で勝利を飾った。

パリ・サンジェルマン 3 - 1 アストン・ヴィラ

パリ・サンジェルマン得点者
デジレ・ドゥエ(39分)、クヴィチャ・クワラツヘリア(49分)、ヌーノ・メンデス(92分)

アストン・ヴィラ得点者
モーガン・ロジャーズ(35分)


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