30代目前のベテラン、ピークに近づく中堅、未来ある若手 アーセナルのストライカー問題を解決するかもしれない3つの選択肢

オシムヘンはアーセナルの選択肢の1つだといわれている photo/Getty Images

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新SDはどのような動きをみせるか

今季のプレミアリーグでは2位と上位につけているものの、リーグ戦では誰一人として二桁得点を挙げられていないアーセナル。ストライカー不在が大きく響いており、夏の移籍市場ではCFがメインターゲットとなっているようだ。

『ESPN』では獲得が現実的なストライカーの3つの選択肢を挙げ、誰がベストか考察している。

まず短期的なオプションとして挙げられたのが、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスだ。29歳のCFで、今季のプレミアでは31試合で13ゴール6アシストを記録している。アーセナルは冬の移籍市場でワトキンスにアプローチしたが、獲得には至っていない。
ワトキンス最大の魅力はオフザボールの動きだと分析している。スペースへのランニングは秀逸で、一度DFにスペースを防がれても、動き直しから相手の脅威になれる点取り屋だ。
気になるポイントはやはり年齢で、今年の12月で30歳となる。そのため短期的な選択肢として今回は挙げられている。

次はガラタサライのヴィクター・オシムヘンで、彼は中期的なオプションとなる。年齢は26歳、今季はリーグ戦で20ゴールとトルコで圧倒的なパフォーマンスを披露している。

同メディアはオシムヘンをこの3つの選択肢の中で、最適なオプションだと主張している。アーセナルの中心人物であるマルティン・ウーデゴーやデクラン・ライス、ガブリエウ・マガリャンイスらと年齢が近く、彼らとともにピークを迎えることができるからだ。

契約解除金とされる7000万ユーロ(約112億円)はニューカッスルのアレクサンデル・イサクの評価額である1億7400万ユーロを大きく下回っており、現実的な移籍金といえる。

オシムヘンの強みは、シュートのバリエーションの豊富さだ。サイズを生かした空中戦やスペースに侵入する地上戦、角度のないところからのゴールなど、様々だ。

3人目は22歳とこの中で最も若いフランクフルトのウーゴ・エキティケ。長期的なオプションと考えられており、ブカヨ・サカやイーサン・ヌワネリ、マイルズ・ルイス・スケリーら若手とともにピークを迎えることができる。

エキティケの特徴はスキルの高さだ。189cmと長身の持ち主だが、スピードやトリッキーなボールタッチ、頻繁にサイドに流れ1対1を得意とするスタイルなどから、170cmと小柄なプレイヤーのような特徴を持つと分析されている。

懸念点は引いた相手への対処法であり、アーセナルへ移籍すれば、まず最初にぶつかることになる課題だと主張している。

この3人だけでなく、アーセナルはニューカッスルのイサクやライプツィヒのベンヤミン・シェシュコ、ウルブズのマテウス・クーニャを獲得候補として挙げているが、この夏チームに加えるのは誰になるのだろうか。

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