メジャーで注目の”魚雷バット”、プロ野球規則員会が11日からの使用を容認 投高打低のNPBにどのような影響をもたらす!?

注目の魚雷バットがNPBでも席巻するのか photo/Getty Images

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即日解禁

プロ野球規則委員会が11日に都内で開かれ、メジャーで話題となっている「魚雷(トルピード)バット」の使用を容認した。12球団に通達し、11日から即日使用可能となった。

魚雷バットとは 元マサチューセッツ工科大の物理学者で、昨季までニューヨーク・ヤンキースのアナリストを務めたアーロン・リーンハート氏(現マーリンズ・フィールドコーディネーター)が開発。バットの先が細く、魚雷のような形状をしていることからそう呼ばれるようになった。

そして、そのバットを使用したヤンキースのアンソニー・ボルピーやポール・ゴールドシュミット、オースティン・ウェルズなどが今季開幕から打撃で目覚ましい成績を記録。特に本塁打を量産したことでその影響が注目されるようになった。
7日にプロ野球12球団と日本野球機構による理事会・実行委員会の会合が行われた際には、中村勝彦事務局長は「規則委員会でOKが出ても、すぐに使用できるわけではない。使用時期にばらつきがあっては不公平。メーカーにも連絡しないといけないし、試打もある」と語り、最短でも5月の実行委員会での承認を待たなければならない見通しであった。

しかしプロ野球規則委員会の友寄規則委員は「規則範囲内のバットであることを確認した。本日4月11日以降の試合で使用可能とすることを確認した」と魚雷バットの使用を認める発言をしている。中村事務局長が語っていた実行委員会の許可については「実行委員会は報告だけ。実物も見た。まったく規則に問題はないので実行委員会の承認を得る必要はない」とも語った。

近年、投高打低傾向と言われているプロ球界において、どのような影響が出るのか注目だ。

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