5800万ポンドで獲得した男の調子が上がらず チェルシーのエースになってほしいFWは今季プレミア3ゴールと未だ苦戦中

レギア・ワルシャワ戦で不発だったエンクンク photo/Getty Images

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直近のレギア・ワルシャワ戦ではPK失敗も

10日にUEFAカンファレンスリーグ準々決勝1stレグでポーランドのレギア・ワルシャワとアウェイで対戦し、3-0と完勝を収めたチェルシー。本来チェルシーはチャンピオンズリーグを目指すべきクラブであり、カンファレンスリーグの中ではタレント力が圧倒的だ。今季の優勝候補筆頭であり、レギア・ワルシャワ相手の圧勝も妥当な結果と言える。

ただ、このゲームでも課題はあった。最前線で先発したFWクリストファー・エンクンクの不発だ。PKのチャンスもあったが、エンクンクはこれを失敗。

2023年に加入したエンクンクはチームのエース格になってほしい選手だが、ここまでは思うような結果が出ていない。昨季は膝やハムストリングの怪我に悩まされ、復帰した今季も数字は伸びていない。全コンペティションを合わせれば14ゴールを奪っているものの、カンファレンスリーグで5ゴール、EFL杯で3ゴールなど格下から奪った得点も多い。プレミアリーグでの得点数は僅か3ゴールだ。
チェルシーは5800万ポンドでエンクンクを獲得しているだけに、今の得点数は少々物足りない。

英『Football London』によれば、指揮官エンツォ・マレスカは調子が上がってくるはずと信じているようで、「今は自信を失っているかもしれないが、それに対処する唯一の術はハードワークすることだ。彼の良いところは、毎日しっかりトレーニングしていることだ」とまだ期待をかけているが、サポーターはまだ我慢できるだろうか。

チームとしてもプレミアTOP4フィニッシュへ得点力を増やしたいところで、今のチェルシーにはまだ絶対的なエースと呼べる点取り屋がいない。本来エンクンクはエースになれるだけの実力者のはずだけに、現状の数字は寂しいものがある。

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