FW木下康介は劇的同点弾に「100点じゃないですか」 貴重な勝ち点1を獲得した柏の課題にも言及 「保持するところと仕掛けるところのバランスが大事」

柏に勝ち点1をもたらしたFW木下康介 photo/Getty Images

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今季からスタイルが変わった柏

11日、2025明治安田J1リーグ10節でFC東京と対戦し、1-1の引き分けに終わった柏レイソル。今シーズンより指揮官に就任したリカルド・ロドリゲス監督のもと、ここまでは好スタートを切っている。

ボールを保持し、後方から丁寧に繋ぎながら試合を進めるスタイルに変わった柏はこの試合でもボールを握る時間が長かったが、35分に失点。先手をとられた後、猛攻を仕掛けるも攻めあぐねている印象が強かった。

そんななか、柏のスタイルに変化を加えたのが長身ストライカーの木下康介だ。58分垣田裕暉に代わって入った木下は「前半は失点はしたけど、支配はできていた。でもシュート数が少なかったことが気になっていた」と試合後に振り返っており、投入後は積極的に前へ仕掛ける意識をチームに植え付けることを意識したという。
木下投入後、同選手の特長でもある高さを生かしたロングボールも織り交ぜながら攻めた柏。すると90+4分、スローインから熊坂光希が右サイドの深い位置へ侵入しクロスを上げると、木下がこれを流し込み、貴重な同点ゴールをマークした。

「なんとか変えようと声を出して、要求したのが実った」と、この日柏のヒーローとなったストライカーは振り返り、自身の出来については「点とったから100点じゃないですか(笑)」と笑顔で答えた。

また最後に木下は「アウェイだし、先制されて苦しい展開で、ゼロで終わるか1で終わるかは本当に違う。だからそこは大きかったかなと」と最後に勝ち点1を拾えたことについての手応えを語ると同時に「保持した上でどうやってこじ開けていくのかは今後に向けて改善していく必要がある」とチームが修正していくべき課題を挙げた。


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