終盤にロバートソンが痛恨のOGも頼れる主将ファン・ダイクが劇的弾! 後半苦しんだリヴァプールがウェストハムを撃破し、プレミア制覇に近づく 遠藤航は84分より出場

ファン・ダイクが劇的決勝点を挙げる photo/Getty Images

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後半は苦戦したリヴァプール

プレミアリーグ第32節でリヴァプールとウェストハムが激突した。

現在首位を独走するリヴァプールは今シーズンのプレミア優勝が濃厚だが、前節フラム戦では2-3と敗戦と、シーズン終盤の失速が懸念されている。一方のウェストハムは現在16位に沈んでおり、直近4試合は2分2敗と勝つことができていない。

日本代表MF遠藤航がベンチスタートとなったこの試合、最初のチャンスはリヴァプールに。5分左サイドのルイス・ディアスがカットインから右足を振り抜くが、これはGK​​アレオラのセーブに阻まれる。
序盤からボールを保持し、主導権を握るリヴァプールは16分に再びチャンス。ロングボールに抜け出したサラーがスカールズを交わし、カットインからファーに巻くシュート。得意の形だったが、これは惜しくも枠を捉えることはできず。

しかし、直後の17分に試合が動く。またしてもコナテのロングボールにサラーが抜け出すと、今度は中へアウトサイドでクロス。これを逆サイドのディアスが流し込み、リヴァプールが幸先よく先制に成功する。 

20分、先手をとられたウェストハムにチャンス。右サイドの崩しからソレールが抜け出し、GKとの一対一を迎えるが、これはアリソンがセーブ。またそのこぼれ球を拾ったクドゥスがループシュートを狙うが、これもアリソンが触ったことでクロスバーに阻まれてしまう。

その後、再び攻勢を強めるリヴァプールは32分、ポケットに走り込んだマクアリスターにサラーがパスを送ると、アルゼンチン代表MFはダイレクトボレー。しかしこれはアレオラが決死のセーブ。

前半は立ち上がりからいい入りを見せたリヴァプールが1点リードで折り返す。

両チーム交代なしで迎えた後半、リヴァプールがいきなりチャンスを作る。ツィミカスがPAすぐそばでFKを獲得すると、キッカーはマクアリスター。ニアを狙ったシュートはクロスバーに直撃し、惜しくも追加点とはならなかった。

後半もリヴァプールペースで試合が進むなか、ウェストハムは57分にツォウファルをピッチに送り込み、ワン・ビサカを左WBへ移す。一方のリヴァプールは60分ジョタとツィミカスに代えてガクポとロバートソンを投入する。

66分ウェストハムに決定機。パケタが持ち出しからボーウェンへスルーパスを送ると、ボーウェンはGKとの一対一を迎えるが、リヴァプールの守護神が立ちはだかる。時間が進むにつれ、同点ゴールを目指すウェストハムが攻勢に出る。

そんななか、リヴァプールは68分にクアンサーとショボスライを投入し、流れを変えようと試みる。しかし、なかなか攻撃の形を作れず、リヴァプールは後半1本のシュートに留まる。

同点ゴールを狙うウェストハムは78分、フュルクルクとギリェルメを投入し、前への圧力を高める。一方のリヴァプールは逃げ切りも視野に入れて、84分サラーに代えて遠藤を投入する。

86分試合が動く。左サイドを飛び出したワン・ビサカがクロスを上げると、クリアをしようとしたファン・ダイクとロバートソンが重なってしまいオウンゴール。ウェストハムが同点に追いつく。

追いつかれたリヴァプールは87分ディアスが決定機を迎え、シュートを放つが、ワン・ビサカが体を張ってブロック。88分にはボールを奪ったマクアリスターが角度のないところからシュートを放つが、アレオラにセーブされる。

しかし、これで獲得したCKから試合が動く。マクアリスターのCKを頼れるキャプテン、ファン・ダイクがヘディングで合わせ勝ち越しゴールをマーク。

同点ゴールを狙うウェストハムは93分、左サイドのキルマンからのクロスにフュルクルクがヘディングを合わせるが、これはクロスバーに。

終盤立て続けに試合が動いたが、その後はスコア動かずこのまま終了。後半はウェストハムに苦戦を強いられたリヴァプールだったが、頼れるキャプテンの一撃でプレミア制覇に近づく勝利を収めた。

リヴァプール 2 - 1 ウェストハム

リヴァプール得点者
ルイス・ディアス(18分)、フィルジル・ファン・ダイク(89分)

ウェストハム得点者
OG(86分)


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