PSGバルコラは早期の契約延長に応じない構え 今夏複数のビッグクラブによる争奪戦となる可能性も

パリ・サンジェルマンのバルコラ photo/Getty Images

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現状の評価に不満か

ブラッドリー・バルコラは2023年夏にリヨンから移籍金4500万ユーロ(当時のレートで約71億円)でパリ・サンジェルマンに加入し、2季目となる今シーズンはここまで公式戦47試合に出場して18ゴール16アシストと期待通りの活躍を見せている。

現在の契約は2028年6月末までとなっているが、パリとしては早期に交渉を成立させて2030年まで契約を延長させたいと考えているという。

しかし、フランス紙『L‘Équipe』によれば、バルコラはパリとの契約延長について慎重な構えを見せている。その原因となっているのは、今年1月にナポリから加入したフヴィチャ・クヴァラツヘリアだ。自身と同様にサイドでのプレイを得意とするクヴァラツヘリアの加入は自分に対するクラブの評価があまり高くないことの表れではないかとバルコラは捉えていて、ここでさらなる長期契約を結べば移籍の道はほぼ絶たれてしまうことからしばらく状況を注視する方針を固めたとも同紙は伝えている。
クヴァラツヘリアは、パリ加入後は公式戦17試合に出場してわずか4ゴールと必ずしも期待通りの結果を残せているとは言い難い。しかし今後さらにチームにフィットしてナポリ時代の輝きを取り戻せば、タレントが揃うパリの前線の序列に変化が起きる可能性はある。バルコラはそれを危惧しているのかもしれない。

バルコラをめぐってはバイエルン・ミュンヘンやチェルシーといった複数のビッグクラブが動向を注視しているとされる。特に同選手の加入を熱望しているのがチェルシーで、同クラブは2023年夏にもバルコラの獲得に動いていた。ジェイドン・サンチョやミハイロ・ムドリクのパフォーマンスが改善しないことから、今年の夏に再びバルコラの獲得を目指す可能性は十分にありそうだ。

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