1億500万ポンドもお得だった? 26歳にしてD・ライスはアーセナルで“パーフェクトMF”になった

アーセナルで活躍するライス photo/Getty Images

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攻守両面でレベルアップしている

今では1億500万ポンドの移籍金が安く感じられるかもしれない。2023年夏よりアーセナルでプレイするMFデクラン・ライスは、世界が認めるパーフェクトMFになった。

先週行われたチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのレアル・マドリード戦にて直接フリーキックから奪った2ゴールは世界中を驚かせたが、ライスはアーセナル加入からキック精度に磨きをかけてきた。

若い頃は攻守にパワフルな働きを見せるボックス・トゥ・ボックスの選手との印象で、ウェストハム時代は得点に絡む機会も多くなかった。しかしアーセナルに移籍してからは、昨季リーグ戦で7ゴール8アシストの成績を残すなど攻撃面が明らかに伸びている。
今季は2ゴール6アシストとなっているが、その代わりCLで4ゴール2アシストの成績を残している。今季も中盤からの得点関与数は見事だ。

英『inews』はライスがパーフェクトMFになったと絶賛する。今ではコーナーキックの絶対的キッカーでもあり、今季のアーセナルはセットプレイからゴールを量産してきた。ライスのキックはそれに欠かせない。

同メディアは「現代サッカーではMFのことを6番、8番、10番タイプと定義することがあるが、ライスは全ての役割をこなすことができる。彼の場合は1990年代のサッカーにも適応できていただろう。昨季には得点とアシスト数が増え、その成長は加速を続けている。セットプレイのスペシャリストにもなり、コーナーキックでもその精度は明らかだ」と絶賛する。

怪我も少なく、まだ26歳と中堅世代だ。今後10年近くアーセナルとイングランド代表を支えていくことも可能なはずで、ライスの成長ぶりには世界のサッカーファンが驚いていることだろう。

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