“803日ぶり”の先発出番か アモリムが抱える守護神問題に“第3の選択肢”と地元紙

ユナイテッドのヒートンとオナナ Photo/Getty Images

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ユナイテッドの最後の砦となるか

マンチェスター・ユナイテッドで守護神の座が揺れている。アンドレ・オナナがリヨン戦で失点に直結するミスを犯し、代役アルタイ・バユンドゥルもニューカッスル戦で精彩を欠いたことで、ルベン・アモリム監督は頭を悩ませている。地元紙の『Manchester Evening News』は新たな代役を推薦している。

そこで急浮上しているのが、39歳のベテランGKトム・ヒートンの起用案だ。ヒートンは現在、ユナイテッドで第3GKの扱いを受けているが、その豊富な経験と安定感は他の二人にない魅力を持つ。実に803日間、公式戦での先発から遠ざかっているものの、出場すれば“ミスをしないこと”が最大の武器となる。

2021年12月にチャンピオンズリーグでBSCヤングボーイズ戦に出場したのを最後に、ヒートンはこれまで公式戦わずか3試合に出場。だが、2022-23シーズンのカラバオ・カップではチャールトン戦とノッティンガム・フォレスト戦でクリーンシートを記録している。
一方で、オナナは今季公式戦43試合で10度のクリーンシートを記録しているが、致命的なミスも多く、プレミアリーグでは失点に直結するミスが3回。バユンドゥルはニューカッスル戦で4失点し、ブリューノ・ギマランイスの得点では痛恨の判断ミスを犯した。

アモリム監督がヨーロッパリーグ準々決勝・第2戦でオナナを再起用する可能性は高いが、ヒートン起用は決して非現実的ではないと同紙は指摘。ヒートンは350試合以上のプロキャリアを誇り、今シーズンはU-21チームの試合でコンディション調整を行うなど、準備を怠っていない。

「まだ貢献できることがたくさんあると感じているし、やる気も十分だ」と再加入時に語ったヒートン。アモリム監督が迷いを断ち切る最後の砦として、ベテランをスタメンに抜擢する日が近づいているのかもしれない。

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