第31節時点では昨季のシャビ体制と同じ“勝ち点70” フリック・バルサが昨季を超えるために必要な勝負の2ヶ月

現在ラ・リーガ首位に立つバルセロナ photo/Getty Images

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昨季は終盤に苦戦

今節レガネスに1-0で勝利を収め、勝ち点を70に伸ばしてラ・リーガ首位を守るバルセロナ。レガネスとのゲームは思った以上に難しいものとなったが、ひとまず勝ち点3を加えることはできた。

今季ハンジ・フリック率いるバルセロナの戦いは高い評価を得ているが、スペイン『as』はまだ100%の完成度とは見ていない。

というのも、ラ・リーガ第31節終了時点での成績は昨季と全く同じなのだ。今季はここまで22勝4分5敗で勝ち点70を稼いでいるが、シャビ・エルナンデス体制だった昨季は31節終了時点で21勝7分3敗で同じく勝ち点70となっていた。
昨季との違いは、レアル・マドリードの不調だ。昨季のレアルは31節終了時点で24勝6分1敗の成績で勝ち点78を稼いでいたのだ。それが今季は20勝6分5敗とペースが上がらない。守備陣を中心に負傷者が出ていることも勝ち点を取りこぼしている原因の1つだろう。

同メディアは、フリック・バルサがシャビのチームを超えられるか勝負のラスト2ヶ月だと伝えている。昨季のバルセロナは4月から5月にかけて調子を崩したところがあり、国内リーグではレアルのクラシコを2-3で落とし、好調だったジローナにも2-4で敗北。最終的にはレアルに10ポイント差をつけられて2位に終わった。

さらにチャンピオンズリーグでも、4月に行われた準々決勝でパリ・サンジェルマンに敗れてしまった。アウェイでの1stレグこそ3-2で勝利したが、ホームでの2ndレグを1-4で落としてしまい、タイトルを獲得できぬままシーズンを終えることになった。

今季はすでにスーペルコパを制しているが、リーグ戦、レアルとの決勝を戦うスペイン国王杯、そして悲願のCL制覇を果たせるのか。ここからが本当の勝負だ。

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