アモリム・マンUの真の勝負は来季から 一部で起こる“アモリム解任論”は意味がないか「監督には出来る限り多くの時間を与えるべき」

マンUを指揮するアモリム photo/Getty Images

まだ解任を議論するには早すぎるか

先日もニューカッスルに1-4で敗れてしまい、なかなか浮上の兆しが見えないマンチェスター・ユナイテッド。シーズン途中にルベン・アモリムが指揮官に就任してから5ヶ月が経過しており、サポーターの中にはアモリムへ厳しい視線を向ける人も出てきた。

ただ、英『Manchester Evening News』のジョージ・スミス記者はアモリムに我慢強く時間を与えるべきだと主張している。たとえ今季が最悪に近い形で終わろうともだ。

「アモリムが彼のシステムや方針にそぐわず、記憶に残る中でも最悪に近い状態のユナイテッドを引き継いだことは確かだが、それでも批判は避けられない。監督には適応力も必要となる。彼は昨年11月よりチームを指揮しているが、リーグ戦では成果が出ていない。マンチェスター・シティ相手の勝利やアンフィールドでの引き分けなど良い結果もあったが、全体的に見ればユナイテッドの成績は悲惨だ」

「しかし、アモリム解任を主張している人たちには、それが間違っていると言っておく。監督には出来る限り多くの時間を与えるべきだ。アモリムにも十分な時間が必要であり、引き継いだチームで自身のカラーを示すには夏の市場が2、3回は必要かもしれない。ユナイテッドは過去10年であまりにも多くの監督交代をしてきたが、適切なパーツさえ揃えばアモリムの下で成功できるとの兆候もある。この夏はその夢を実現するためにも、重要な夏となる」

夏の市場を2、3回は長すぎるかもしれないが、まずは今夏の市場だ。来季の開幕からはより一層厳しい視線が向けられるはずで、アモリムはその期待に応えていかなくてはならないだろう。来季もトップ4争いから遠い位置に沈むとなれば、その時はクラブも我慢できなくなるか。

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