今年初敗戦も6季ぶり4強進出のバルサ フリック監督は「最高の日ではなかったが……」

バルセロナを率いるハンジ・フリック photo/Getty Images

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フリック監督はドルトムント相手に初黒星

バルセロナは現地時間15日に行われたUEFAチャンピオンリーグ準々決勝2ndレグでアウェイにてボルシア・ドルトムントと対戦。2戦合計スコア5−3でバルセロナが準決勝進出を果たした。

ホームで行われた1stレグを4−0で快勝したバルセロナだったが、この2ndレグでは大苦戦を強いられた。終始ホームのドルトムントがペースを握り、FWセール・ギラシにハットトリックを許してしまう。それでも1stレグのアドバンテージが大きく、54分のドルトムントのオウンゴールもあってリードを広げたバルセロナが逃げ切る。試合は1−3で敗れるも、2戦合計スコアで勝利し18-19シーズン以来6シーズンぶりの4強へと駒を進めた。

ハンジ・フリック監督は試合後の会見でこの試合を振り返り、「我々にとって最高の日ではなかった」と前置きするも、「我々は準決勝進出を果たしたし、それが目標だった。クラブにとって準決勝にいるのは素晴らしいことだ。チャンピオンズリーグの準決勝進出は一つの成功だし、これを継続しなければならない」と準決勝へ進出したことを喜んだ。
「我々は素晴らしいチームであるドルトムントを相手に非常に苦しんだが、大事なのは我々が準決勝にいるということだ。ネガティブなことを話すのではなく、ポジティブな面を見るべきだ。我々は優れたチームを相手に勝ち進み、今までやってのけてきたことは素晴らしいことだ。この試合を受け入れることは大事だが、前を見なければならない。我々にはとても重要な目標があるのだから」

バルセロナは2025年に入ってから公式戦24試合無敗を記録していたが、この試合で遂にストップ。またフリック監督にとっても、ドルトムント相手に8戦目にして初の黒星を喫し、バイエルン時代から続いていた無敗記録がストップした。この試合ではMFペドリを温存したことや、連戦による疲労からか低調なパフォーマンスで、完全にドルトムントの雰囲気に呑み込まれていた。その様子から、17−18シーズンの準々決勝のローマ戦、翌18−19シーズンの準決勝リヴァプール戦を思い出した人も多いだろう。それでもしっかり逃げ切れたことは、チームとして一つ成長出来たポイントであろう。

久々の4強進出を果たしたバルセロナ。準決勝では今夜行われるインテルとバイエルンの勝者と対戦する。

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