ハーランドも所属したノルウェー5部クラブが演出した前代未聞の表彰? マン・オブ・ザ・マッチに“23kgのあるもの”授与

斬新なプレゼントだ Photo/Getty Images

衝撃すぎる

ノルウェーの5部クラブ、ヴァルハウグILが前代未聞の“賞品”で世界の注目を浴びている。現地日曜日に行われたノルウェーカップで、トップリーグに所属する地元の強豪ブリンFKをホームに迎えたヴァルハウグは、試合後にマン・オブ・ザ・マッチとして、なんと“約23kgの豚の死骸”を選手に手渡した。『THE Sun』が伝えている。

この異例の表彰は、農業が盛んなローガランを拠点とする両クラブの“農家クラブ対決”として注目されていた。ブリンは先月、ゴールキーパーのヤン・デ・ブールに対して「卵4パック」をMOM賞として授与し、ユーモラスな表彰が話題を呼んでいた。

そんな中、ヴァルハウグはその上を行くことを決意したという。試合には0-4で敗れたものの、チームの主力であるソンドレ・ドベルグスダールに“地元産の豚肉一頭分”を贈呈するという衝撃の演出を敢行した。

監督を務めるシグリッド・ローデ・クヌッツェン氏は「都会の住人のブリンよりも上に行くためには、もっと強烈なことをしなければならないと考えた。本物の農民はヴァルハウグ出身なのだ」とコメント。“本気の田舎者”であることをユーモアを交えて主張した。

一方のブリンもこの文化を継続する構えだ。同クラブのマーケティング責任者ハゲルプ・ロケン氏は「優秀な選手には賞品として原材料を配布するのは言うまでもない」と語り、今後も“地産地消”の賞品が続くことを明言している。

なお、ブリンはマンチェスター・シティで活躍するアーリング・ハーランドのプロキャリアの出発点でもある。父親のアルフィー・ハーランド氏も同クラブ出身で、1993年にノッティンガム・フォレストへ移籍するまで14年間在籍した。

豚肉の授与という奇想天外な表彰は、サッカーと地域文化が融合した出来事として、世界中のサッカーファンに強烈なインパクトを与えている。

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