アンリの“嘲笑”が物議 ユナイテッド19歳DFを揶揄したXの投稿が炎上で削除「恥ずべき分析だ」

不適切な解説で批判を受けているアンリ Photo/Getty Images

分析とは言えない

アーセナルのレジェンドであるティエリ・アンリ氏が、マンチェスター・ユナイテッド所属の19歳DFレニー・ヨロに対して行った批判が波紋を呼んでいる。『Sky Sports』と共演者のジェイミー・キャラガー氏がSNSで揶揄的な動画を投稿したことで、批判が集中し、最終的に両者とも投稿を削除する事態にまで発展した。『Mirror』が伝えている。

事の発端は『Monday Night Football』でのやり取りだ。解説陣はユナイテッドがプレミアリーグ第32節のニューカッスル・ユナイテッドに1-4で敗れた試合を振り返っていた。その中で、ヨロに対してアンリ氏が執拗に反応を取り上げ、カメラも彼の表情にズームイン。キャラガー氏は「ミームになるだろう」と茶化しながら同調した。

実際には、失点に直接関与したのはヌサイル・マズラウィであったにもかかわらず、アンリ氏は「何を見ているのかわからない。線審を見てオフサイドを期待していたのか?分からない。皆がゴールだと分かっているのに、なぜあのリアクションなのか理解できない」と強調した。

この“分析”はSNS上で瞬く間に批判の的になる。『Sky Sports』がX(旧Twitter)に投稿した動画にはファンから「恥ずべき」「分析とは言えない」と非難が殺到し、キャラガー氏が個人アカウントに投稿した際の“泣き笑い絵文字”にも冷ややかな視線が向けられた。両者は該当の投稿を削除し、『Sky Sports』は代わりにより長尺の分析動画を公式サイトに掲載している。

SNSユーザーからは「19歳の若者に向けたものとは思えない」「フラムやパレスの選手だったら取り上げなかったはず」「ただの悪ふざけでしかない」など、怒りの声が多数上がった。また、アンリ氏自身が昨年フランスU-21代表監督時代に「ヨロは規範的な選手」「極めて前向きな成長を見せている」と語っていたことも掘り起こされ、矛盾した姿勢を問題視する意見も見られた。

なお、ヨロはヨーロッパリーグ準々決勝ではリヨン相手にゴールも記録しており、次戦のホーム第2戦での巻き返しに燃えている。批判を跳ね返すには、ピッチでのパフォーマンスこそが最良の解答となる。注目が集まる。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.304 Jリーグ新時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ