ファティはバルサの10番を受け継ぐべきではなかった? 余計なプレッシャーになったとの声も「今はその時ではないと」

バルセロナで出場機会がないファティ photo/Getty Images

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近年は怪我に苦しんでいる

怪我の問題さえなければ、今頃ペドリやガビ、ラミン・ヤマルらと魅惑の攻撃陣を構成できていたのだろうか。バルセロナで難しい時間が続いているのが22歳のFWアンス・ファティだ。

カンテラ時代よりファティの才能は高く評価され、ブレイクするのも他の若手より早かった。2019-20シーズンにはラ・リーガで7ゴール1アシストの成績を残し、2022ワールドカップ・カタール大会にもスペイン代表として参戦した。

しかし、ファティは怪我に何度も苦しめられてきた。クラブは期待を込めて10番を託しているが、現在はハンジ・フリックの構想に入れていない。今夏にクラブを離れる可能性も噂されているが、2019年から2年間ラ・マシアで監督を務めてきたシャビ・マルティンは10番の着用は不要なプレッシャーになってしまったと語る。
「(10番は)アンスをひどく傷つけている。彼が背番号10を着用すべきではなかったと信じている。もし私があの時クラブにいあれば、『アンス、今はその時ではない。タイミングが合えば、またその時がくる』と言っただろう」(『SPORT』より)。

10番がプレッシャーになったのは間違いないだろう。バルセロナでは長らくリオネル・メッシが背負ってきた特別な番号だ。

一時はファティがメッシの後継者になるかとも思われたが、今バルセロナで注目を集めているのは17歳のヤマルの方だ。ファティは怪我の問題が不運だったが、ここからキャリアを復活させられるだろうか。

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