6年前はイングランド2部にいた エメリの手でCL上位を狙えるクラブとなったアストン・ヴィラの次なる課題

アストン・ヴィラを指揮するエメリ photo/Getty Images

来季もCL出場権を狙えるか

今から約10年前の2015-16シーズン、アストン・ヴィラはプレミアリーグで最下位に沈んで2部降格を味わった。そこから3シーズンは2部で過ごすことになり、プレミアに昇格した2019-20シーズンも残留争いに巻き込まれるなど、アストン・ヴィラはあくまでイングランドの中堅クラブとの位置付けだった。

それが今季はチャンピオンズリーグでベスト8まで駒を進め、準々決勝でもパリ・サンジェルマンと死闘を繰り広げた。結局PSGに敗れてベスト8敗退とはなったが、アストン・ヴィラのパフォーマンスは称賛に値するものだった。

英『The Guardian』は、この躍動を次のシーズンも続けてほしいとエールを送る。現在アストン・ヴィラはリーグで7位に位置しており、まだ上を目指すチャンスがある。来季のCL出場権獲得が次のステップに繋がるのだ。

「6年前の今週、アストン・ヴィラは2部でロザラム、ブリストルに連勝しているところだった。それが今週はCL優勝候補の一角であるPSGを追い詰めていたのだ。ヴィラはウナイ・エメリが就任するまで、せいぜいプレミアリーグの中堅に過ぎなかった。しかし今はCLのステージに再び復帰するという大きなモチベーションを糧に、残り6試合のリーグ戦で攻めの姿勢を取らないといけない」

選手たちはPSG戦の2ndレグ終了後に悔しそうな表情を浮かべていたが、ベスト4に進めたかもしれないとの手応えがあったはずだ。PSGを追い詰めたことは選手たちの自信となる。

現在国内リーグでは6位チェルシーと勝ち点54で並び、5位マンチェスター・シティとは1ポイント差、4位ノッティンガム・フォレストとは3ポイント差と、差はほとんどない。リーグ戦残り6試合の結果次第ではトップ3を狙うことも可能であり、来季CLでさらなる躍進を果たすためにも今季の残りゲームは非常に重要なものとなる。

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