オリオールズ菅野智之が本拠地初勝利 抜群の制球力で最長7回5安打2失点、87球の省エネ投球

この試合、観客から拍手で好投を讃えられた菅野 photo/Getty Images

納得の投球

ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手が日本時間18日、クリーブランド・ガーディアンズ戦に先発。中4日で7回を投げ5安打2失点と好投した。登板間隔や投げたイニングはいずれも自身ではメジャー初めての経験。待望の本拠地で初白星を挙げた。

この試合、菅野は2回まで3者凡退と順調な立ち上がりを見せた。1-0の3回にはダニエル・シュニーマンとオーティス・ヘッジズに、まさかの連続被弾で逆転されたが、崩れることなくその後を3人で打ち取り、4回も3者凡退に切って落とした。

5回は1死から再びシュニーマンに左前打、ヘッジスは打ち取り2死としブライアン・ロッキオに中前打を許し一、二塁のピンチを招いたものの、スティーブン・クワンを右飛に打ち取った。

7回にも先頭にヒットを許したが、次の打者を遊ゴロ併殺。2安打とタイミングがあっていたシュニーマンを迎えたが、92.3マイル(約148.5キロ)の高めのストレートで空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。

試合後に菅野は、この日の投球内容に納得。それでも「まぁでもまだまだ1試合だけなので、もっと積み重ねていかないといけない」と振り返った。連続被弾の場面については「2本目は防げた感じ。ある程度は試合前のミーティング通りに投げられていたので、そんなに不安とかなかった。切り替えていけた」と好投の要因を語った。

また中4日の登板間隔については「最善の準備をして、前回も球数そんなに投げてなかったので、特に問題なく投げられた」と投球数の兼ね合いでマウンドに上がった経緯を明かした。

その後、「スライダー、スイーパーが特に良かった」と自画自賛もし、多才な球種と抜群の制球力で7回87球と省エネ投球で、最速は93.2マイル(約150キロ)を計測。結果的に6−2で快勝した。

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