日本人王者で独占するバンタム級、6・8遂に中谷潤人VS西田凌佑の統一戦が実現 那須川の世界前哨戦も

バンタム級最強と謳われる中谷 photo/Getty Images

2月には両者が口約束

ボクシングの帝拳プロモーションが18日、都内のホテルで会見を開き、6月8日(日)に東京・有明コロシアムにてWBC世界バンタム級王者・中谷潤人とIBF同級王者・西田凌佑の王座統一戦を行うと発表した。

中谷はこれまで30戦全勝23KOの戦績を誇り、3階級制覇も達成。『The Ring』のパウンド・フォー・パウンドでは8位にランクインしている。前回は2月24日、ダビド・クエジャルに3回KO勝ちして3度目の防衛に成功。試合後にはリング上に西田を招き、「西田選手、やりましょう」と統一戦を呼びかけた。西田も「ずっと中谷選手とやりたいと思っていた。ぜひお願いします」と応じた。

対する西田も10戦全勝2KO。昨年5月、プロ9戦目で世界初挑戦し、下馬評を覆して強豪エマヌエル・ロドリゲスに勝利した。巧みなディフェンスと、距離をとって有効打を積み重ねるボクシングスタイルで、相手に数で打ち勝って王者にまでのし上がった。それでも昨年末の初防衛戦ではKO勝利を飾り、王者になってからも成長している姿を見せた。

ちなみに日本人世界王者同士の統一戦は今年3月、WBC&WBAフライ級の寺地拳四朗vsユーリ阿久井政悟以来、史上4例目となる。

この注目の一戦は、「Prime Video Boxing 13」のメインイベントで行われ、プライムビデオで独占ライブ配信予定。また同興行では、WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を返上した那須川天心が、WBA同級6位のビクトル・サンティリャンと同級10回戦で対戦する。

那須川はWBC1位、WBAとWBOが2位、IBFは4位にランクしており、11月頃に挑戦が噂されている世界戦へ向けた前哨戦となる。



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