元クロアチア代表MF、交通事故で死去 癌を3度乗り越えるも愛娘残し逝く

クロアチア代表でプレイしたポクリヴァチ Photo/Getty Images

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練習から帰宅する途中だった

元クロアチア代表MFで、クロアチア4部でのプレイを続けていたニコラ・ポクリヴァチが亡くなった。18日にカルロヴァツ近郊で2名が死亡、3名が負傷する交通事故が起こったが、犠牲者のひとりがポクリヴァチだったという。クロアチアのスポーツ新聞『Sportke Novosti』が伝えた。39歳だった。練習後、帰宅途中に事故に巻き込まれ亡くなったようだ。

ポクリヴァチは2008年から2010年までクロアチア代表に選ばれ、15試合に出場。EURO2008の舞台も経験した。しかし2015年に、白血球のリンパ球が癌化するホジキンリンパ腫と診断され、いったんは選手キャリアを諦めている。

しかし母親からの骨髄移植などを受けて2度の再発を乗り越え、選手として復帰し、39歳となっても現役を続けていた。「娘のニカのおかげで私は諦めなかった。彼女のおかげで、私はすべてを乗り越えることができた」と復帰当時に語っていたという。
そんな愛する娘を残して逝ってしまったポクリヴァチ。クロアチアサッカー連盟は、「ポクリヴァチは2015年以来、深刻な病気と戦い、プロサッカー界を引退したが、すぐにいくつかの下位リーグのクラブで活動を再開した。サッカーに対する彼の尽きることのない愛情を改めて証明した」と追悼の声明を出している。


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