「現場には血が飛び散る」 今年1月に起きたヘッドバット事件でマンUレジェンドが警察から傷害の警告処分を受ける

事件を起こしたバット氏 Photo/Getty Images

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騒動に発展

元イングランド代表でマンチェスター・ユナイテッドのミッドフィルダー、ニッキー・バット氏が、自身の50歳の誕生日会で警備員に頭突きを見舞い、傷害容疑で警察から正式に警告処分を受けていたことが明らかとなった。『THE Sun』が伝えている。

事件は1月24日、英オックスフォードシャー州で開催されたパーティーで発生した。バット氏は同施設の警備員に暴力を振るい、鼻を骨折したと疑われる顔面傷害を負わせたようだ。騒動の直前、バーカウンターではスタッフがバット氏への酒類提供を拒否していたという。

目撃者によると、バット氏が屋外で排尿しているところを警備員が目撃し、注意を受けた直後に激昂。怒りのままに頭突きを放ち、現場には騒然とした空気が広がった。関係者は「辺り一面に血が飛び散っていました。警備員が顔中をぐしゃぐしゃに濡らした状態で入ってきたので、人々は衝撃を受けました。素敵な一日が台無しになってしまいました」
事件当日はデイヴィッド・ベッカム夫妻をはじめ、ポール・スコールズ氏やギャリー・ネヴィル氏など“クラス・オブ・92”の盟友たちも出席。プライベートルームでの食事会からバーに移動していた最中の出来事だった。

バット氏はユナイテッドで多くのタイトルを獲得し、1997年から2004年にかけてはイングランド代表として39試合に出場。ニューカッスルでプレイした後、中国でキャリアを終え、近年はEFLリーグ2のサルフォード・シティのCEOも務めた。

近年は法的トラブルが続き、2019年には元妻への暴行容疑で起訴されたが、証拠不十分により不起訴処分に。また、同年には彼女のスマートフォンを壊したとして警察から警告を受けた。さらに昨年6月には交通事故により、バイク運転手に重傷を負わせたとして1年間の免停と100時間の社会奉仕活動が科されていた。

今回の事件でさらに、サッカー人としてのイメージに大きく傷がつくことになってしまっただろう。今後は現役時代さながらの“落ち着き”を私生活でもみせてほしいものだ。

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