バイエルン幹部がポルトガル代表MFパリーニャの今夏放出はないと明言 「我々のプランではない」

バイエルンのジョアン・パリーニャ photo/Getty Images

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期待通りの活躍とは言い難い現状

昨年夏にフラムからバイエルン・ミュンヘンに加入したポルトガル代表MFジョアン・パリーニャは、当初即戦力として活躍が期待されていた。

しかし、昨年末に右脚内転筋を負傷して10週間の戦線離脱となったことに加えて、年明け以降はドイツ代表MFレオン・ゴレツカの復調によってさらに熾烈になった守備的ミッドフィールダーのレギュラー争いで劣勢となり、16日(現地時間)に行われたインテル・ミラノとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでもベンチ入りはしたものの最後まで出番は回ってこなかった。

こうしたパリーニャの現状から、ドイツ紙『Bild』によれば同選手の古巣であるフラムが今年夏の移籍市場での再獲得を検討しているだけでなく、同じくプレミアリーグ所属のウェストハムも補強候補として興味を示していて、わずか1年でバイエルンを去る可能性が取り沙汰されている。
しかし、バイエルン首脳陣の中にパリーニャを売却する考えはないようだ。同クラブでスポーツディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏は、『Bild』の取材に応じた際にパリーニャについて以下のように語っている。

「彼を今年の夏に放出するというのは我々のプランではない。今シーズンは怪我も多かったので、彼にとっては簡単なシーズンではなかった。正しいリズムに乗ることができていなかった。また、ジョアンがビッグクラブでプレイするのは今シーズンが初めてというのもある。しかしながら、彼のトレーニングでの様子や現在の状況との付き合い方を見ていると、彼が真のプロフェッショナルであることが分かる。本当に素晴らしい青年だよ」

伊藤洋輝やアルフォンソ・デイヴィスら長期離脱者の多い守備陣と違って、中盤は来シーズンも現有戦力で行くというのがバイエルン首脳陣の現状の方針なのかもしれない。

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