那須川天心、世界前哨戦の対戦相手の風貌に触れ「スキンヘッド恐怖症なんですけど」と天心節 かつて元世界5階級制覇王者メイウェザーに敗れ、自虐の冗談

当時4階級上に相当する体重差のメイウェザーに挑んだ那須川 photo/Getty Images

サウスポーを敢えて選択

帝拳プロモーションが4月18日、WBC世界バンタム級1位、WBA・WBO2位、IBF4位の那須川天心が、6月8日に東京・有明コロシアムで世界前哨戦に臨むことを発表した。対戦相手はドミニカ共和国出身のWBA6位ビクトル・サンティリャンで、同級10回戦となる。

都内で開かれた同プロモーション主催の会見に出席した天心は、11月に予定される世界戦の前哨戦であることを明かし、初めてサウスポーと対戦することについては「世界王者はサウスポーの選手が多いので、それに向けてという意味合いもある」と語ると「いろんな候補の中で一番強い選手を選んだ。全体的に何でもできる選手。打ち負けてはいけない」と警戒した。

那須川が指摘した通り、現在バンタム級は、左右スイッチの堤聖也以外、武居由樹、中谷潤人、西田凌佑の世界王者3人ともサウスポーだ。どのベルトを取りに行くかは不明だが、同じキックボクシング界から転向した武居との対戦が期待されており、いずれはサウスポーと対戦することになるだろう。

また那須川は、今回の対戦相手サンティリャンの風貌が、どことなくあの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニアに似ていることを示唆するように天心節を披露。「僕、スキンヘッドの選手に1回やられていて。ちょっとスキンヘッド恐怖症なんですけど」と口にし、笑いを誘った。

というのも彼はキックボクサー時代の2018年大みそかに、メイウェザーとエキシビションのボクシングマッチを行い、139秒でTKO負けをしていた。公式記録ではなく、競技キャリアに負けはつかなかったものの、悔しい思いから号泣した姿が印象的だった。

那須川は最後に「そのトラウマもしっかり克服したい」と締め、目前に迫った世界戦まで抜かりなく戦うことを誓った。

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