クリスタル・パレス戦に続き若手のニコ・オライリーがゴール シティがグディソン・パークでエヴァートン下し勝ち点3奪取
マンチェスター・シティのオライリー photo/Getty Images
若手がチームを救った
プレミアリーグ第33節エヴァートン対マンチェスター・シティの一戦がグディソン・パークで行われた。
エヴァートンは第30節から続けて上位勢と対戦しており、前節ではノッティンガム・フォレストを1-0で下している。
一方のシティは現在4試合連続で負けなしと好調を維持しており、マテウス・ヌネス、ベルナルド・シウバ、サビ―ニョが先発復帰となった。前節負傷交代のエデルソンは鼠径部の怪我でベンチ外となり、GKシュテファン・オルテガがゴールマウスを守る。
シティは前節と同様ケビン・デ・ブライネが偽9番としてフリーマンとなり、右のベルナルド・シウバ、左のサビ―ニョが幅を取る。
エヴァートンはGKジョーン・ピックフォードを交えてビルドアップを行う。後方から細かく繋ぐこともあれば、ピックフォードのキック力を生かし大きく前線にフィードを送ることも。
15分、シティがファーストシュート。左サイドでイルカイ・ギュンドアンが抜け出し、その流れから逆サイドのマテウス・ヌネスに。ペナルティエリア手前の中央から逆足の左足でシュートを放ち、エヴァートンゴールを脅かすも、ピックフォードが左手を伸ばしボールを掻き出す。
31分、エヴァートンに決定機。左CKからのクロスにジェームス・ターコウスキーがヘディングで合わせるも、シュートは無情にも右ポストに弾かれてしまう。
43分、ヌネスが右サイドのポケットを取って折り返しのクロスを供給。フリーのデ・ブライネが左足を振り抜くも、ジェイク・オブライエンのシュートブロックに遭い、枠は捉えられない。
後半は互いに選手交代なしでスタートする。
47分、後半開始直後にエヴァートンにビッグチャンス。ペナルティエリア内での空中戦をジャラッド・ブランスウェイトが制し、ヘディングでシュートを放つも、GKオルテガのセーブに遭ってしまう。
50分、エヴァートンにアクシデント。ターコウスキーがプレイ中に足を痛め、ピッチに座り込んでしまう。即座にドクターがターコウスキーのもとに駆け寄るも、プレイ続行は難しく、代役としてマイケル・キーンが投入された。
62分、シティがカウンターからFKを獲得。キッカーのデ・ブライネはクロス性のパスをゴール前に送るも、大外のルベン・ディアスは合わせることができない。
63分、エヴァートンが選手交代。アルマンド・ブロヤに代わり、ベトが最前線に投入された。
73分、シティがカウンターから好機。オマル・マルムシュから繋いで、サビ―ニョがペナルティエリア手前の中央からシュートを放つも、GKピックフォードの正面に飛んでしまう。
78分、両チームが選手交代。シティはマテオ・コヴァチッチ、ジェレミー・ドク、エヴァートンはドワイト・マクニール、ティム・イロエグブナム、カルロス・アルカラスが投入された。
82分、シティに決定機。シウバのラフなロングボールにマルムシュからキーンと入れ替わり、ピックフォードと1対1を迎えるも、決めきれない。
84分、シティに待望の先制点。ヌネスが右サイドのシウバを追い越し、クロスを供給。ゴールまで待っていたのは若手のオライリー。うまく左足で合わせ、試合の均衡を破った。
88分、シティが選手交代。デ・ブライネを下げ、DFのマヌエル・アカンジが投入された。ポジションは本来の最終ラインではなく、1つ前の中盤で起用されている。
後半アディショナルタイムに追加点を途中出場のコヴァチッチが挙げ、0-2でアウェイのシティがエヴァートンを下した。75分以降の交代が効いており、特にドクとコヴァチッチが存在感を示した。
一方のエヴァートンは得意の空中戦からシティゴールを脅かしていたが、GKオルテガを攻略することはできなかった。
エヴァートン 0-2 マンチェスター・シティ
シティ
84分 ニコ・オライリー
90+2分 マテオ・コヴァチッチ