ドジャース佐々木朗希がメジャー自己最長の6回2安打2失点と安定感を発揮 チームはサヨナラ負けで初勝利はお預け

請求力を修正し、省エネ投法で好投した佐々木 photo/Getty Images

次回に期待が持てる内容だった

ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が、日本時間20日、敵地でテキサス・レンジャーズ戦に登板。今季5度目となった先発マウンドでは、メジャー自己最長の6回を投げ、2安打2失点と好投。しかし、9回に救援登板したカービー・イエーツ投手がサヨナラ2ランを被弾し、メジャー初勝利はお預けとなった。

初回は先頭を右飛に打ち取ると、2番シーガーの当たりはセンターへ大きな当たりに。前回登板した試合に続いて中堅パヘスが大フライをジャンプ一番スーパーキャッチ。またしてもファインプレイで佐々木を救う一幕があった。その後は後続もきっちり抑え、この回は3者凡退で終えた。

2回は4番5番6番を3人で仕留めたが、3回に先頭のハリスを四球で歩かせると、続くヒガシオカに左越えに先制2ランを許してしまう。それでも崩れることなく回を終えると、すぐさま味方打線が援護。ベッツがヒット、フリーマンが右越え2ランで同点。なおも2死二塁とし、マンシーが右中間へ適時二塁打を放ち逆転した。

佐々木は4回も3者凡退。5回も走者こそ許したが難なく3アウトを奪い、6回もマウンドに上がり、四球で走者を許したが、相手チームの主砲ガルシアを遊ゴロ併殺に打ち取って、終始安定感のある投球を披露した。

6回78球を投げ、省エネ投球の佐々木は、体力的には問題はなかったもののこの回限りで降板。勝利投手の権利を手にして自分の役目を全うした。最速は5回にセミエンに記録した96.9マイル(約155.9キロ)。ストライク率は約60%で、球種の割合はストレートが38%と前回の約57%から大幅に減少し、スライダーが32%と、多投傾向にあった。

それについて本人は試合後に「ストレートとフォークが主体でどちらもコントロールが良かった。初球の真っすぐが最初の方で強めに打たれたので、ごまかしながらという形だった。スライダーもコントロールが良く、カウントを作るのに頼りました」と振り返った。

課題だったコントロールを修正した佐々木。この安定感が続けば、初勝利を手にする日はそう遠くないだろう。次回のピッチングにも期待だ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.304 Jリーグ新時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:ALL SPORTS

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ