痛恨ドロー決着でレヴァークーゼンのブンデスリーガ連覇は絶望的に 「チャンスはなくなった」

ベルリン戦後のシャビ・アロンソ監督(右)と選手達 photo/Getty Images

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残り4試合で勝ち点差8に

20日(現地時間)、レヴァークーゼンはブンデスリーガ第30節でザンクトパウリと対戦し、1-1で引き分けた。

レヴァークーゼンは、32分に敵陣右サイド深くからのフリーキックの場面で、ゴール前に蹴り込まれたボールをパトリック・シックが頭で合わせて先制点を奪う。しかし終盤に差し掛かった78分、ザンクトパウリも同じく右サイドの敵陣深くでフリーキックを得て、ゴール前に蹴り込まれたボールがこぼれたところを最後はカルロ・ボウクハルファが押し込み同点に。結局試合はこのまま1-1でタイムアップとなり、両チーム勝ち点1ずつを分け合うことになった。

前日に首位バイエルン・ミュンヘンがハイデンハイムに4-0で勝利していたため、彼らと2位レヴァークーゼンとの勝ち点差は8ポイントに広がった。リーグ戦の残り試合数が4試合であることも考え合わせるとレヴァークーゼンのリーグタイトル防衛は非常に難しくなったと言わざるを得ない。
ベルリン戦でゴールを決めたシックも試合後に現地メディアの取材に応じた際、「僕らは正直であるべきだ。チャンスはなくなった。引き分けたことで先週に続いてまた勝ち点2を失ったけど、その理由はシンプルだよ。最近の試合で僕らが見せたパフォーマンスが十分ではなかったんだ」とコメントし、リーグ優勝の可能性がなくなったと語った。

また、指揮官のシャビ・アロンソ監督も試合後の記者会見で同様の趣旨の発言をしている。

「優勝争いは計算上ではまだ終わっていないが、今シーズンの我々はバイエルンと同じレベルに達するにはあまりにも多くの試合を引き分けにしてしまった。彼らとの勝ち点差は非常に大きい。今日の試合では不安定な場面があり、終盤での失点は手痛いものになった。この結果は我々にとって良いものではない」(ブンデスリーガ公式サイトより)

次節、バイエルンがマインツに勝利し、レヴァークーゼンがアウクスブルクと引き分け以下に終わった場合、バイエルンの2シーズンぶりのブンデスリーガ優勝が決まる。

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