レテギ、M・キーンに負けていられない 今季負傷で1試合しかプレイ出来ていないイタリア大型FWの苦悩「最も複雑な時期にあることは確か」

アタランタでプレイするスカマッカ photo/Getty Images

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EURO2024でもプレイした

今季イタリアのアタランタではFWマテオ・レテギが得点ランク1位となる23ゴールを挙げる活躍を見せており、レテギはイタリア代表でもセンターフォワード1番手候補になっている。

そのレテギを6点差の17ゴールで追うフィオレンティーナFWモイーズ・キーンもアズーリの選手で、この2人は2026ワールドカップを目指すイタリアにとって貴重な点取り屋だ。

しかし、他にも忘れてはならない選手がいる。現在は負傷で長期離脱中のアタランタFWジャンルカ・スカマッカだ。
昨季のスカマッカはアタランタでリーグ戦12ゴール6アシストを記録するなどブレイク。EURO2024にも出場しており、195cmのサイズを誇る大型ストライカーとして期待されていた。

しかし今季は膝の前十字靭帯断裂の大怪我で離脱し、復帰した2月にはハムストリングを痛めてしまった。今季の出場は僅か1試合に留まっており、所属するアタランタではすっかりレテギがエースとなっている。スカマッカのことを忘れていた人もいるかもしれない。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、スカマッカも難しいシーズンだと今季を振り返っている。特にシーズン開幕早々に行われたレアル・マドリードとのUEFAスーパー杯にはどうしても出たかったようで、プレイできない苦しみを語っている。

「今が僕のキャリアで最も複雑な時期にあることは確かだ。これほど長い間動けないのは初めての経験で、自分自身を見つめ直す機会になっている。マドリーとのゲームを家で見ていたけど、あの試合はどうしてもピッチにいたかった。テレビで観戦するのは本当に耐え難いものだったよ。あの夜は本当に蚊帳の外にいることを実感させられた」

5月中に復帰できるとの見方もあり、シーズン終盤に何とか爪痕を残したい。アタランタとしても、レテギとスカマッカの2枚が揃えば非常に面白くなる。今季は大ブレーキのシーズンとなってしまったが、スカマッカも本来はアズーリでプレイすべき実力者だ。

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