戻ってきたホワイト、右SBで躍動のティンバー、新星スケリー、そして冨安はどうなる アーセナルの豪華すぎる“SB序列争い”

ホワイトでも1番手が確約されているわけではない photo/Getty Images

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冨安もコンディションが整っていれば……

今冬には膝の手術を受けるなど、アーセナルDFベン・ホワイトの今季は怪我と付き合いながらの戦いだ。20日に行われたプレミアリーグ第33節イプスウィッチ・タウン戦では右サイドバックとしてフル出場を果たしたが、ホワイトがフル出場を果たすのは2025年に入ってから初めてのことになる。

今のアーセナルは最終ラインに多くのピースが揃っているが、ホワイト離脱中にも変化があった。右サイドバックではユリエン・ティンバーがアピールに成功し、左サイドバックでは18歳のマイルズ・ルイス・スケリーが想像を超えるブレイクを果たした。

以前はティンバーを左サイドバックへ回していたこともあるが、スケリーが台頭した今は右サイドが主戦場だ。怪我がちではあるが、左にはボローニャから獲得したリッカルド・カラフィオーリもいる。攻撃のスケリー、守備のカラフィオーリとバリエーションも豊富だ。
これにより、サイドバックの序列が分かりづらくなってきた。ホワイトは指揮官ミケル・アルテタの信頼を掴んできたが、前述の通り現在はティンバーがポジションを掴んでいる。英『TBR Football』はここの序列がどう変わっていくか注目しており、サイドバックはアーセナルのストロングポイントと言える。

また、同メディアは「コンディションを取り戻した場合のバックアッパーとして、冨安健洋がいることも忘れてはならない。DF全員のコンディションが整っている場合、アルテタを大いに満足させるものとなるだろう」と伝えていて、離脱が続く冨安のことにも触れている。

現状の序列を考えると、怪我続きの冨安が最終ラインでスタメンを奪取するのは難しいかもしれない。しかし冨安もサイドバックとセンターバックの両方をこなせるユーティリティ性を持つだけに、コンディションが整っていれば貴重な選択肢になり得る。

センターバックをこなせるのはホワイト、ティンバー、カラフィオーリも同じだが、アーセナルの最終ライン争いはどう変わっていくのか。スケリーの台頭もあり、アルテタにとっては嬉しい悩みとなっている。

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