ついに守備的MFが世界的に認められる時代になった? 仏の名手マケレレが喜ぶ時代の流れ「守備的MFこそサッカーのカギ」

マケレレは守備的MFの名手だった photo/Getty Images

ロドリのバロンドール受賞も弾みに

時代とともにサッカーのトレンドも変わっていくものだが、昨年はマンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリがバロンドールを受賞。近年は守備的MFの重要性が世界的に議論されており、これは現代の特長の1つかもしれない。

この流れを喜んでいる人物の1人がチェルシーやレアル・マドリードなどで活躍した元フランス代表MFクロード・マケレレだ。

現役時代のマケレレはボール奪取力がずば抜けて高い守備的MFであり、このポジションを代表する名手だ。しかし、現役時代は過小評価されるところがあった。当時から考えると、守備的MFの選手がバロンドールを獲得するのは夢物語だったかもしれない。

それがロドリの受賞で見方が変わることになり、マケレレもこれを喜んでいる。

「ついに、ついにこのポジションが認められるようになったんだ。サッカーにおいて非常に重要な役割だと思う。10番、ウイング、ストライカーでもなく、守備的MFこそサッカーのカギだと思う」(『BBC』より)。

それだけが原因ではないだろうが、負傷でロドリを欠く今季のマンCは大苦戦を強いられている。ロドリの代わりを完璧にこなせる選手は存在せず、攻守両面においてロドリは貴重だ。

守備的MFがチームのカギを握るとのマケレレの言葉も間違いではないだろう。近年のサッカー界では求められる役割が増えており、ますます重要なポジションとなっている。

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