《平均ポゼッション率リーグ最下位》でプレミアTOP4入りへ 39.3%しかないN・フォレストが見せる新たなトレンド

トップ4入りへ近づくノッティンガム・フォレスト photo/Getty Images

今節はトッテナムをポゼッション率30%で撃破

22日に行われたプレミアリーグ第33節トッテナムVSノッティンガム・フォレストの一戦は、全く異なる哲学を持つチーム同士の戦いだったと言える。

試合はアンジェ・ポステコグルー率いるトッテナムがポゼッション率70%を記録したのに対し、ヌーノ・エスピリト・サント率いるノッティンガムは僅か30%。シュート数はトッテナムが22本で、ノッティンガムが僅か3本だ。

しかし、2-1で勝利を収めたのはアウェイのノッティンガムの方だった。現在ノッティンガムは4位に位置しているが、これがノッティンガムの戦い方なのだ。

ここまでプレミアリーグ第33節まで消化した段階で、ノッティンガムの平均ポゼッション率はリーグで最も低い39.3%だ。英『BBC』によると、このままの平均ポゼッション率でトップ4入りを確定させた場合、プレミアリーグの歴史で最も低い平均ポゼッション率でのトップ4入りになるという。

2015-16シーズンにはレスター・シティが奇跡のプレミア制覇を果たしているが、当時のレスターでも平均ポゼッション率は42.4%あった。40%未満でのトップ4入りはこれまでの常識を覆すものとなるだろう。

同メディアもトレンドの変化と取り上げているが、ノッティンガムの戦い方が退屈というわけではない。彼らの堅守速攻はキレ味も抜群で、カウンターのスピードは観衆を魅了する。

今回のトッテナム戦は前半の早いうちに2-0とリードを奪ったが、先制したところから守備でゲームをコントロールするのがノッティンガム流だ。その徹底が強さの秘密であり、トップ4フィニッシュまであと一歩だ。

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