得点力不足に悩むマンチェスター・ユナイテッド 攻撃陣のテコ入れのためアルゼンチンの至宝めぐる獲得レースに参戦へ

リーベル・プレートのマスタントゥオーノ photo/Getty Images

17歳の左利きアタッカー

UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではリヨン相手に劇的な逆転勝利でベスト4進出を決めたマンチェスター・ユナイテッドだが、プレミアリーグでは現在14位と振るわず、シーズン途中で指揮官交代に踏み切った効果が出ているとは言い難い。

なかでも際立っているのは得点力不足だろう。リーグ戦で二桁ゴール以上を記録している選手はおらず、さらにチームの総得点38もリーグ全体で14位。とにかく点が取れないのが今のユナイテッドの特徴であり、今年夏の移籍市場での補強が急務となっている。

そのため現在ナポリからガラタサライにレンタル移籍中のヴィクター・オシムヘンなど複数の名前が補強候補として既に現地メディアによって取り上げられているが、イギリス紙『The Sun』によればアルゼンチンのリーベル・プレートに所属するフランコ・マスタントゥオーノの獲得もユナイテッドは狙っているようだ。

2007年8月生まれで現在17歳のマスタントゥオーノは、昨年1月にプロデビューを果たし、2月には国内カップ戦でゴールを決めてハビエル・サビオラが持っていたクラブの史上最年少得点記録を更新。その後もトップチームでレギュラーポジションを確保し、ここまで公式戦53試合に出場して6ゴール5アシストを記録。左利きで右サイドもしくはトップ下でのプレイを得意とするアタッカーだ。

マスタントゥオーノをめぐってはレアル・マドリード、バルセロナ、インテル・ミラノあたりも既に獲得候補としてリストアップしているとされる。2026年12月31日までとなっている同選手の契約には4500万ユーロ(約72億9000万円)以上のオファーがあれば契約解除できるとの条項が含まれているようだが、複数のビッグクラブによる争奪戦となればこれ以上の金額が必要になるのは間違いない。

そのためユナイテッドが本気でマスタントゥオーノを獲りに行くのであれば、現有戦力を売却するなどして相当な資金を確保しておく必要があるだろう。

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