親子2代でクラブを支えたレッチェの理学療法士が38歳で急逝 アタランタ戦が延期が決定

深い悲しみに包まれる Photo/Getty Images

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突然の別れに

イタリア・セリエA、レッチェの理学療法士グラツィアーノ・フィオリータ氏が、38歳の若さで急逝したことを受け、予定されていたアタランタとの一戦が延期となった。クラブは公式声明を通じて、この突然の訃報を発表している。

フィオリータ氏は、イタリア北部コッカリオでのトレーニングキャンプ中に亡くなった。詳細は明かされていないが、レッチェは「深い悲しみと信じられない思いの中で、このニュースを発表する」として、急遽チームを本拠地レッチェへ帰還させることを決定。翌日に控えていたアタランタ戦の延期が正式に決まった。

声明では「グラツィアーノ・フィオリータ氏は20年以上にわたり、ジャッロロッシ(レッチェ)の一員として尽力してきた」と功績を称えるとともに、「この深い悲しみの時に、妻アズッラさん、子どもたち、母フランチェスカさん、そしてご家族全員に寄り添います」と遺族への哀悼の意を表している。
父親フェルナンド氏もかつてクラブのマッサージ師を務めており、親子2代でクラブを支えたフィオリータ氏の存在は、レッチェにとって大きな意味を持っていた。

アタランタもSNSを通じて「フィオリータ氏の突然の訃報に深い哀悼の意を表し、レッチェとご家族に寄り添います」とコメントを発表している。

なお、両クラブともに今季残り5試合を控えており、アタランタは首位と勝点7差の3位、レッチェは降格圏と1ポイント差の17位と、いずれもシーズン終盤に向けて重要な局面を迎えていた。延期となった一戦がいつ実施されるかは現時点で未定であり、今後の公式発表が待たれる。

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