マルムシュのシティ移籍は大打撃だった フランクフルトの失速を招いた得点力不足

フランクフルトの選手達 photo/Getty Images

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1試合平均の得点数が減少

第30節までを終えた今シーズンのブンデスリーガでは優勝争いや残留争いだけでなく、上位4チームに与えられる来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権争いも佳境を迎えていて、26日(現地時間)には3位フランクフルトと4位ライプツィヒの直接対決が組まれている。

フランクフルトが勝てば彼らとライプツィヒとの勝ち点差は6ポイントとなり、CL出場に大きく近づく。しかし、今のフランクフルトがライプツィヒ相手にすんなり勝てるとは想像しづらい。

と言うのも、オマル・マルムシュがマンチェスター・シティに移籍した今年1月以降フランクフルトのゴール数は明らかに減少しているからだ。シーズン前半ではリーグ3位となる1試合平均2.5ゴールを記録していたフランクフルトだが、マルムシュがいなくなってからの1試合平均のゴール数は1.5にまで低下している。加えてトッテナムに0-1で敗れたUEFAヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグをはじめ直近の公式戦5試合中3試合でノーゴールに終わっているなど、とにかく点が取れなくなっている。
フランクフルトのアンスガー・クナウフもドイツ紙『Bild』とのインタビューの中で得点力不足がチームの課題であると指摘している。

「チャンスを活かすということは、ここ最近の僕らにとってテーマの一つになっている。いくつか良い場面を作れているけれど、それをものにすることができていない。最後の詰めの部分が欠けているんだ。ハードワークを続けて、幸運を呼び込むように努力しないといけない」

ヒューゴ・エキティケやヒューゴ・ラーションといった攻撃陣のさらなる奮起が4位以内確保のために必要不可欠となっている。

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