史上初のイーブンパーを記録した寺西と菅沼、第2日は目標に掲げたアンダーパーならず 最終ラウンドで達成に期待

可憐な私服姿の寺西 (写真:本人インスタグラムより)

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2ラウンド続けてイーブンパーの寺西

女子初の男子ツアープレイヤーで、前澤杯第1日を女子選手として史上初のイーブンパーで終えた寺西飛香留と、同じく今大会、男子ツアー初参戦で同スコアの新記録を達成した菅沼奈々が、第2日のラウンドを終えて共に目標としていたアンダーパーには届かず、最終日を迎えることとなった。

寺西は、昨年の「ファーストQT」で男子ツアー史上初の女性プレーヤーとなり、そして今季開幕戦となった東建ホームメイト杯では予選落ちとなっていたが、この大会で新記録を樹立。それでも「3アンダーが目標だった。アンダーで回りたかった」と語り、さらなる向上を目指したが、惜しくも二日連続のイーブンパーとなり、88位で終えた。

一方、菅沼菜々は2000年2月10日生まれの25歳。東京都出身で埼玉栄高卒。18年7月プロテスト合格し、23年8月のNEC軽井沢72でツアー初優勝すると、同年10月のマスターズGCレディースで2勝目を挙げた。同じ女子プロの臼井麗華とアイドルユニット「Chell7(ちぇるなな)」を組み、ライブでは歌やダンスも披露するなどマルチに活躍している。
記録を更新した第1日の彼女は、最終18番でバーディーフィニッシュしイーブンパーとした。「ショットの調子が良かった。記録は知らなかったので凄くうれしい」と語り「あと5、6個はパットが決められたかなという感じなので、すごく悔しい。今日はとにかくパッティングが決まらなさすぎたので。確率で言えば明日は入ると思う。明日、明後日と伸ばして、最終的には赤字(アンダーパー)で終われるように頑張りたい」と良い形で終え、波に乗りたいところだったが、結果的には71で回り、通算1オーバーで91位となった。

両者ともにアンダーパーの目標を達成できる位置にはつけている。そのためにはもう一度、スコアの記録更新が必要だ。最終日の彼女たちのラウンドに期待したい。

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