アーセナルには“忘れられたMF”がいる セビージャへローン中の25歳は不良債権となってしまうのか

今季はセビージャでプレイするサンビ・ロコンガ Photo/Getty Images

ローンを繰り返しているサンビ・ロコンガ

デクラン・ライス、マルティン・ウーデゴーをはじめ豪華な面々が揃うアーセナルのMF陣。ようやくトーマス・パルティの契約延長にも動いているようであり、さらに来季はレアル・ソシエダからマルティン・スビメンディを迎えることになるだろうとも言われている。

そんななかで、ほとんど忘れられた存在となっているMFがひとりいる。ラ・リーガのセビージャへローン中のアルベール・サンビ・ロコンガだ。

昨夏ローンでアンダルシアへと向かったサンビ・ロコンガだったが、慢性的なハムストリングの問題によってリーグ20試合の出場にとどまり、2アシストを記録したのみとなっている。このローンには買取のオプションが付帯しているが、『THE Sun』によるとセビージャが買取を行うことはなく、今夏ロンドンへ帰還する見込みだ。

サンビ・ロコンガとアーセナルの契約は2026年夏に満了となるため、クラブは今夏に同選手を売却したいと考えているはずだが、セビージャへの売却が失敗したとなると、サンビ・ロコンガの存在は移籍予算を増強したいアーセナルにとって不良債権となる可能性がある。

将来性を見込まれてアンデルレヒトから獲得されたサンビ・ロコンガだが、もう25歳とあまり若くもなく、前述のとおり豪華な面々を揃えるアーセナルにおいてはあまり出場機会も見込めないだろう。給与を抑えるためにもどこかへ格安で売るか、ローンに出すかという選択となりそうだが、セビージャでも説得力のある数字を出せていない。忘れられたサンビ・ロコンガは、来季どこでプレイしているのだろうか。

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