なぜレヴァークーゼンはシーズン終盤に失速したのか 指揮官はDFBポカール準決勝敗退が原因と分析

ザンクトパウリ戦後のシャビ・アロンソ監督(右)と選手達 photo/Getty Images

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前節&前々節ともにドロー決着

今週末に行われるブンデスリーガ第31節でバイエルン・ミュンヘンの2シーズンぶりの優勝が決まるかもしれない。26日に行われるマインツとの試合でバイエルンが勝ち、さらに同時刻に行われている試合でレヴァークーゼンがアウクスブルクに対して引き分け以下に終わった場合、バイエルンの優勝が確定する。

リーグタイトル防衛が絶望的となったレヴァークーゼンにとって悔やまれるのは終盤での失速だろう。バイエルンがボルシア・ドルトムントと2-2で引き分けた第29節では彼らもウニオン・ベルリンと0-0の引き分けに終わって勝ち点差を縮める絶好機を逃し、さらに翌週の第30節ザンクトパウリ戦も1-1のドロー決着。2試合連続未勝利でバイエルンに勝ち点差を8ポイントに広げられ、優勝の可能性は遠のいてしまった。

このレヴァークーゼンの失速の原因について、同クラブのシャビ・アロンソ監督は4月1日に行われたDFBポカール準決勝で3部リーグ所属のビーレフェルトに1-2で敗れたことを要因として挙げている。
「我々はあの試合で良いプレイができず、私の中にはいまだに大きな失望が残っている。その感情は今もある。シーズンの目標がない状態ではチームの雰囲気は全く別物になる。我々は大きなチャンスを逃してしまった。ビーレフェルト戦での我々は、0-3で負けたバイエルンとの試合よりも酷かった」(ドイツ紙『Bild』より)

「バイエルンとの試合はいつも難しい。チャンピオンズリーグでの1stレグの後、我々には奇跡が必要だったが、それは起きなかった。しかし、これはトップレベルの試合に関する話であり、ポカールでは我々は普段の自分達のレベルを示さなければならなかった」

最もタイトル獲得のチャンスが大きいと見られていたDFBポカールで優勝を逃したことで目標がなくなり、モチベーションが低下したことが失速の原因であるというのがシャビ・アロンソ監督の見解のようだ。

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