現役復帰から4冠に挑戦するシーズンへ シュチェスニーが過ごす激動の1年「今季何か特別なことが出来るのではと」

バルセロナのゴールを守るシュチェスニー photo/Getty Images

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テア・シュテーゲンにも負けない実力者

昨夏のEURO2024を最後に現役を退く予定が、バルセロナで4冠にチャレンジするシーズンへ。昨季1度引退を表明したGKヴォイチェフ・シュチェスニーにとって、今季は想像もつかないシーズンとなっていることだろう。

バルセロナは今季序盤にGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱することになり、その代役として急遽シュチェスニーにコンタクトを取った。そこからはシュチェスニーがバルセロナのゴールマウスを守っており、パフォーマンスも安定している。すでにスーペルコパを獲得し、今はここからラ・リーガ、スペイン国王杯、チャンピオンズリーグのタイトルを狙っての戦いだ。

現役引退表明から4冠獲得となれば、歴史的にも珍しいエピソードとなるだろう。シュチェスニーは今夏にオファーをもらった段階で、このままチャレンジせずに辞めると後悔が残ると思ったと振り返る。
「これは史上最高のフットボーラーのストーリーの1つになるのかどうか。興味深いね。5月末にもう一度振り返りたい。現段階での目標は明らかで、まだ全てのコンペティションで生き残っている。どの試合にも負けるつもりはないし、全てのトロフィーを持ち帰りたい」

「(バルセロナから話がきた当初は)よく分からなかった。あまりにも急だったからね。でもバルセロナのチームを見ていて、今季何か特別なことが出来るのではと思ったんだ。もし僕が現役復帰に『No』と言って、それでバルサが何か大きなことを成し遂げたら後悔するだろう?」

クラブとの契約は今季限りで、バルセロナではテア・シュテーゲン復帰も近づいている。しかし、今のシュチェスニーを見れば今季だけで終わるのはもったいないように思える。テア・シュテーゲンともポジションを争えるはずで、突然の現役復帰から評価は急上昇している。

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