MLB監督もサッカー界の過密日程には驚き? ファン・ダイクと話したコーラは「フィルジルは我々のことを尊敬してくれていた」

レッドソックスを指揮するコーラ photo/Getty Images

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過密日程から選手をどう守るかはスポーツ界共通のテーマ


今夏にはアメリカで32チーム制に拡大されたクラブワールドカップ2025が開催される予定で、選手たちの負担はさらに増えることになる。欧州トップクラブでプレイしている選手たちは、自国の代表戦を含めればかなりの負担となる。

その過密日程には、他の業界からも驚きの声が出ている。『ESPN』によると、アメリカ・MLBのボストン・レッドソックスを率いるアレックス・コーラも驚いている人物の1人だ。

レッドソックスには吉田正尚が所属しており、コーラは中断していた期間を含め2018年からレッドソックスの監督を務めている。2019年あたりからはサッカーにも興味が出たようで、昨年11月にはアンフィールドを訪れてリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクと会話も交わしたのだという。
その際にサッカーと野球のスケジュールについて意見交換したことを明かしており、コーラはサッカーのスケジュールも過酷すぎると語っている。

「フィルジルは我々のことを尊敬してくれていた。彼らは野球について多少の知識はあったようだけど、どういう仕組みかまでは理解していなかった。彼に『そっちは何試合ほどプレイするの?』と聞かれたから、162試合だよと。彼は驚いていたけど、私も『いやいや、君たちがやっていることも凄いよ』と返したよ。トップのサッカー選手はシーズンに4つほどのトロフィーを争い、その後は代表チームでプレイする。いったいどれくらいかかるのか、8ヶ月か10ヶ月か、おかしなことだよ」

MLBは3月下旬頃よりシーズンがスタートし、9月下旬から10月上旬あたりにレギュラーシーズンは終了する。ワールドシリーズまで進んだチームは11月まで戦うことも出てくる。移動や連戦を含めてMLBのスケジュールもかなり過酷だ。

最後にコーラは「FIFAも162試合やりたいんじゃないか?我々がダブルヘッダーとかやっていることを知ったら、目を輝かせるだろう」とジョークを口にしているが、過密日程から選手をどう守るか真剣に議論する時にあるのは確かだろう。

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