メッツ千賀滉大がエースの貫禄見せる好投 6回6安打2失点、チームは逆転に成功もサヨナラ負け

この日も先発の役目をきっちり果たした千賀 photo/Getty Images

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要所を締める投球

ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が日本時間26日、敵地でワシントン・ナショナルズ戦に先発登板。6回2失点と好投するも4勝目とはならなかった。

千賀は初回、1安打を許すものの打者4人で抑えて無失点と上々の立ち上がり。2回は先頭ルイス・ガルシアに中前打を許したものの続くジョシュア・ベルをニゴロ併殺。リズム良くアウトを重ねたことで無失点を継続するかに思えたが、次打者ディラン・クルーズに左翼線への二塁打、続いてホセ・テナにも左前へポテンヒットを許し、二塁走者のクルーズが生還し連続無失点が20回1/3で止まってしまう。

3回も先頭ジェイコブ・ヤングに右前打を許すと、C・J・エイブラムズに中堅フェンス直撃の適時三塁打を浴びる。それでも無死三塁のピンチで後続の上位打線を捕ゴロと連続三振で切り抜け、最小失点のみでイニングを終えた。
4、5回は制球が冴え三者凡退。6回は2死からコントロールが乱れ2者連続四球で再び得点圏に走者を背負ったが、ベルに対してはお化けフォークを見せ球にスライダーで空振り三振に仕留めて無失点とした。

千賀はこの回で降板。打線は8回に4点を奪い逆転し千賀の黒星を消したものの、最後はサヨナラ負けで連勝ストップとなった。

試合後に、この日の投球を振り返った千賀は「最初、うまくいかないこともあったが、途中からだんだん良くなり試合を何とか作れたことはとてもポジティブ」と語った。また連続無失点が止まったことについては「そこはいつか切れるもの。とにかくゼロを増やしていく作業はこれからも続く」と淡々と話した。

そして次回登板に向けては、心強い言葉も飛び出し、「後半から非常に自分の中で手応えがでてきた。次の試合ぐらいから不安なくいけるんじゃないかなって思えるような、いい手ごたえをつかめた」と納得の出来に近づきつつあることを明かした。

千賀の今季成績は、5試合登板で3勝1敗、防御率1.26となった。

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