「彼らはあまりにも強すぎた」 リヴァプールに大敗喫するもトッテナム指揮官はEL準決勝へ切り替え 「エネルギー、努力、集中力をそこに注ぎ込む」

トッテナムの指揮官ポステコグルー photo/Getty Images

ミッドウィークにボデ・グリムトと試合

プレミアリーグ第34節でリヴァプールと対戦したトッテナム。ドミニク・ソランケのゴールで幸先よく先制したトッテナムだったが、引き分け以上でプレミア制覇が決まるリヴァプールに最終的に5失点を許し、1-5の大敗を喫した。

要塞アンフィールドでの試合であること、さらに優勝が決まる一戦だったということも関係していたかもしれないが、アンジェ・ポステコグルー監督は英『Sky Sports』にて「彼らはあまりにも強すぎた」と、振り返った。

「リヴァプールの功績を称えたい。チャンピオンにふさわしいチームだ。彼らは一年を通して素晴らしいプレイを見せ、本当に安定していた。今日、彼らにリードを許してからは、特にあの雰囲気の中で試合の流れを取り戻すのは本当に大変だった。彼らはあまりにも強すぎた。彼らは明らかにモチベーションが高かった。ホームでは非常にモチベーションの高いチームと対戦したが、まさにその通りだった」

「試合は順調なスタートを切り、できるだけ難しい試合にしようと努めた。もちろん、毎週のようにチームに多くの変更を加えてきたが、それがチームの流動性や安定性に影響を与えており、その代償を払っている。前半、本当に残念だったのは、失点の仕方だった。なぜなら、私たちは実際に試合をうまく進めていて、良い流れも作れていたと思うからだ」

完敗を認めたポステコグルー監督だが、すでに頭の中は木曜日に控えるEL準決勝1stレグ・ボデ・グリムト戦に切り替えている模様。リヴァプール戦で怪我人がでなかったことに安堵しつつ、意気込みを語っている。

「今日もまた、木曜の夜の試合を念頭に置いていくつか変更を加える必要があった。そして、最強の相手には、その代償を払わなければならない。出場した選手は全員無事に終えた。これは重要なことだ。木曜日には、全員が体調を整えて出場できるはずだ」

「私たちのエネルギー、努力、集中力をそこに注ぎ込み、木曜の夜に我々にとって最高の夜を過ごし、ヨーロッパの決勝戦進出に向けて突き進む絶好のチャンスがある」

プレミアリーグでは現在16位と変わらず苦戦が続いているトッテナムだが、ELでは順調で、優勝の可能性も十分に残す。準決勝の相手はノルウェーのボデ・グリムトだが、同クラブは今シーズンのELで旋風を巻き起こしているチームで、準々決勝ではラツィオを撃破している。

1stレグはトッテナムホームでの試合となり、まずはここで勝利しておきたいところだが、果たして。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.304 Jリーグ新時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ