川合俊一会長の元にSVリーグ疑惑の判定で抗議殺到 「言葉の暴力はあってはなりません」と誹謗中傷の制止を求める

困惑しながらも対応が求められた川合氏(写真:本人インスタグラムより)

続きを見る

自身のインスタグラムに連投

日本バレーボール協会会長の川合俊一氏が28日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新。前日27日にSVリーグ男子・プレイオフ準決勝、サントリー対名古屋の試合で下されたジャッジが波紋を呼んでいる件について言及した。

川合氏はその当日、同協会主催のビーチバレー大会の会場にいたため、言及されている試合会場には不在だった。事態を把握していなかった川合氏だったが、自身のインスタグラムには抗議のDMが殺到したという。

そして事態を受けて、当該プレイの映像を確認したものの、それだけでは軽率に判断できないと発信。その上で「事実確認を最優先でします。怒りや納得がいかない事は選手であった私も十分理解しているつもりです。今暫くお時間を下さいますようよろしくお願い致します」と理解を求めた。
さらに川合氏は続けて「皆様へお願いがあります。どちらの選手やチームに対しまして、個人への誹謗中傷はやめて頂きたく思います。言葉の暴力はあってはなりません」と投稿。さらに審判への誹謗中傷も抑止するメッセージを連投した。

問題の判定は、サントリーがセットカウント2-1で迎えた第4セットの終盤に起きた。劣勢だった名古屋が、土壇場で25-25に追いつくと、次の得点を巡ってティネ・ウルナウトのスパイクがアウトの判定に。しかし、ビデオ判定によるチャレンジ成功で、26-25と逆にセットポイントを握り、勝利へと後一歩まで迫った。

ところが、この後、チャレンジでスクリーンに映し出された映像には、「タッチ」を意味する丸印が付いておらず、名古屋のアブデルアジズがチャレンジ失敗と勘違いして審判に詰め寄った。この姿勢がマナー違反となり、この試合で既にイエローカードを取られていたアブデルアジズはレッドカードを提示され、サントリーにも得点が入って26-26の同点となってしまった。

さらに相手のサーブ権が渡って再開となると、そこからサントリーが一気に2点を連取し試合を決めた。この問題についてはファンからの抗議だけでなく、Jスポーツで解説を務めた福山汰一氏も「言っていいのか分からないけど、説明を入れて欲しいですよね。こういうの」と疑問を呈すほど後味の悪いものとなってしまった。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.304 Jリーグ新時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:ALL SPORTS

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ